軻遇突智神(かぐとちのかみ)。
三宝荒神火伏の神として厚く信仰され祭神は軻遇突智神と伝える。
荒神信仰には大別すると二通りの系統がある。
屋内に祀られるいわゆる「三宝(寶)荒神」、屋外の「地荒神」である。
三宝荒神神道系には火の神、竈の神の荒神信仰があり、鬼滅の刃の火の神を彷彿とさせる。
仏教、修験道の三宝荒神信仰が結びついた「牛頭天王(ごずてんのう)」のスサノオ信仰である。
地荒神山の神、屋敷神、氏神、村落神の性格もあり、集落や同族ごとに樹木や塚のようなものを荒神と呼んでいる場合もあり、また牛馬の守護神、牛荒神の信仰もある。
私の小説に登場する荒神様(ミシャグチ様)はこれに相当する。
高い樹木や荒神塚で巫女の彩芽が雷の稲光を鏡に映すと荒神が顕現する。
江戸時代末の史書、「諏訪旧蹟年代記」に「小町屋荒神様を上田領諏訪形村へ引勧請す」とみえ、広く信仰されていた。
天明三年(一七八三)の神額は保存されているが、江戸の有名な書家三井親和の奉納絵馬は失われ、不明となっている。
むかしは縁日に大市が開かれたといわれるが、地元では七月十六・十七日に火祭をおこない、燈篭をつるしたり、飾りものをした。
【撮影日2014年9月7日】
名前 |
三宝荒神 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.0 |
三宝荒神(さんぼうこうじん)社祭神は、軻遇突智神(かぐとちのかみ)。
火伏せの神として信仰されたとのこと。