名前 |
国瑞彦神社 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
3.8 |
手入れの行き届いた立派な神社です、徳島県の神社庁のあるところです。
1806年の建立ですからあまり古くはなく、蜂須賀藩主の11代がこんりゅうしたものです、御祭神は初代、蜂須賀家政公です、神社というよりも要塞といったほうがいいのかも知れません、当時は火縄銃や槍、薙刀などを装備しておりまして神社ではありますが、敵を意識した構えでありました、蜂須賀の何代かはわかりませんが江戸の中期に銘刀、粟田口一竿子の刀を収集しておりました中でも、一振りが国宝になっております、この一竿子の作は刀に彫り物が素晴らしく、30年前頃に徳島から売りに出されたものが多く、私も一振り持っていましたが知り合いの要求にて譲りましたから、今は手元にはありませんが片面に龍を彫りまして、片面には凡字を掘っていました、実は阿波の徳島城は古代には街中に浮かぶ島だったのです、現在は塩がひいて城山と呼びまして、阿波藩主、蜂須賀の城でしたが、この城山にはもともとは天石門別豊玉比売神が祀られておりました、この神は、先にも記載しましたが龍王神ですから、その勢いも頂きたかったのでしょう、でも現在は龍王神を御祭神にしておることは記載がありません、この藩主の時代には仏教の勢いが強くて神を取り消したことも考えられます。
追記、この間、友人から神山町史を借りて読みましたが、神山の古い地名に、大粟田口の地名があるのです、おそらく、加治屋の集団がいたのではないかと思います、粟田口一竿子の粟田口とは、地名でして、京都だったか??何処かの有名、刀工の集団がいましたところです、阿波からでていたことも考えられます。