侵食に耐え地域を見守ってきた像たち。
矢田山遊びの森から南へ下る急な道(非常に狭く、軽4がやっと)の途中に、滝寺に通じる山道があります。
(滝寺の標識あり)この分岐から約5分ほど道なりに下ると、滝寺の摩崖仏に到着します。
滅多に人が来ない静寂の中に石仏は鎮座されています。
ひっそりと、森の中に隠れています。
矢田町周辺を歩いているとたまたま見つけました。
道標が割れていて、小道には折れた木々が横たわっていました。
人があまり訪れていないようで、蜘蛛の巣が凄かったです。
ですが行ってよかったなぁと思いました。
お地蔵様や石仏などが好きな方々にはおすすめの場所だと思います。
細い山道ですので、近くに車を止めて訪れるには適していません。
少し離れたところには、「矢田山遊びの森」がありそちらには駐車場があります。
そちらに停めて、自然を楽しみながらお地蔵様たちにお逢いに来られるのもよいかもしれませんね。
名前 |
滝寺の磨崖仏 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.3 |
侵食に耐え地域を見守ってきた像たち。
下には小さな滝が流れている。
道中の竹林にも昔は家が立っていたかもしれない。
【8世紀山林修行の思想が入ってきて、人里離れた静寂の地に、官の大寺や貴族の氏寺の仏像を拝めない一般大衆が力を合わせて自分たちの礼拝像を岩に刻み、簡単な覆屋をつけたのであろう(久野健著『石仏』小学館)】