東国の歌枕・伊吹山とはここの事です。
東国の歌枕・伊吹山とはここの事です。
凄いところなんですよ一応。
23首紹介します。
古今和歌六帖なほさりといふきの山のさしも草さしも思はぬことにはあらぬ同あちきなやいふきの山のさしも草おのか思ひに身をこかしつつ同春きぬと今やいふきの山辺にもまたしかりける篇のこえ堀川百首・藤原仲実秋立つといふきの山の山おろしもたもとすすしく吹きぬなるかな枕草子・清少納言おもひたにかからぬ山のさせも草誰かいふきのさとはつけしそ後拾遺集・藤原実方かくとたにえやはいふきのさしも草さしもしらしなもゆる思ひを新古今恋一・和泉式部けふもまたかくやいふきのさしも草さらはわれのみもえやわたらん同恋二・中宮大夫家房あふことはいつといふきの琴におふるさしも絶せぬ思ひなるらむ建保歌合・家隆卿色ふかきいふきの山の紅葉かなおふらん草はさしもこがれし元仁元年禅林寺殿七百首寄嶺恋誰ゆえといかにいふきの峰なれとさしも思ひにもえはしめけん新勅撰恋・藤原頼氏さしも草もゆるいふきの山のはのいつともわかぬ思ひなりけり続後撰秋下・寂縁法師よとともにもえてとしふるいふき山秋は草木の色に出つつ続古今恋四・中務卿親王いふき山峰なる草のさしもこそわすれしとまて契りおきしか新後撰恋二・大宰権帥為経よとともにもゆともいかかいふき山さしもつれなき人にしらせん新拾遺夏・衣笠内大臣さしも草さしもひまなき五月雨にいふきの獄のなほやもゆらん新後拾遺恋四・大納言通具さしもなほえやはいふきの下草の跡なき霜に思ひさえなん歌枕名寄・清少納言いつしかも行きてかたらむ思うこといふきの里の住みうかりしを晩花集・下河辺長流家集いふき山さしもかひなき思ひ草もえての後はみねの白雲紅塵集・上田秋成いふき山させもか草のしたたれはうちちる露も雨とふりつつ下野歌枕・藤原春村さしもふく伊吹おろしもあへきあへきつく如しはてはよわりて同・藤原春村いふき山室のやしまももえまさる君か思ひのたくひならまし同・滋野三宜月やとるさせもか露はこころしてふけやいふきの山おろしの風同・よみ人しらずいかに今朝ふりかさねてし菊の霜やへにやへさくませの花ふさ。
コメントなし。
「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを 」 藤原実方朝臣。
下野観音霊場 23番札所。
名前 |
善応寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
なにげないところに、歴史あるところです。
なんとなく、ほっとするところです。