当地には庚申塚古墳という一基の円墳が。
秋山古墳群1号墳(庚申塚) / / .
道路沿いにいきなり現れる円墳。
思わず車を停めて少しばかり見学させていただきました。
それほど大きくはなく、小さめの円墳です。
登ることも出来ます。
横穴があり、覗くことは出来ますが、中には入れないように鉄柵をしてあります。
古代の遺跡にふけるのも良いでしょう。
石室内、少し見える。
秋山庚申塚古墳は小山川右岸の丘陵先端部に立地する直径34m円墳です。
周辺には現在でも数多くの古墳が残り、「秋山古墳群」を形成しています。
とあります。
草が深い時期は南南西に開口する横穴式石室の開口部が良く見えません。
秋山1号墳(庚申塚)円墳 34m
当地には庚申塚古墳という一基の円墳が。
石室もはっきり見える。
名前 |
秋山古墳群1号墳(庚申塚) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.5 |
田畑の間にある古墳以外表示内容本庄市指定文化財(有形文化財・史跡)秋山庚申塚古墳昭和四十年三月日指定秋山庚申塚古墳は、直径約三十四メートル、推定高五メートルの規模をもつ円墳で、 南南西に閉口する横穴式石室を備えています。
昭和三十年に横穴式石室の発掘調査が行われ、多数の副葬品が出土しました。
また、昭和六十二年には、古墳の範囲確認調査と石室の実測調査が行われ、堀の形状や埴輪の存在、石室の構造的特徴が明らかになりました。
古墳の堀は、円墳には珍しく、墳丘の周囲を二重にめぐり、墳丘の周 や堀の内部から家、人物、馬などの形象埴輪の破片が出土していま す。
横穴式石室は、埋葬空間である玄室の側壁が緩やかな曲面をなす 「胴張型」と呼ばれる型式で、大きな塊石と細長い河原石を組み合わせ て積み上げる 「模様」という技法を取り入れています。
また、石室か ら出土した副葬品には、直刀や鉄、弓などの武器類、金銅装の馬具類、碧玉製や瑪瑙製の管玉や勾玉、ガラス製丸玉、金鋼製耳環などの装身具のほか、須恵器の高杯、短頭壺、堤瓶、などがあります。
秋山庚申塚古墳の築造年代は、出土した埴輪の型式などから六世紀後半頃 と考えられていますが、石室から出土 した副葬品には、時期差が認められることから、七世紀初頭まで追葬が行われていたことが推定されます。
平成三十一年三月二十五日本庄市教育委員会。