「姫宮神社」は東北地方から中国地方まで広く各地に鎮座するが、ここはJR飯田線「宮田駅」から徒歩約10分の「上伊那郡宮田村南割」で椹繁る社叢に鎮まる神社だ。
304(応神天皇35)年の創建と伝えられるが、隣接駒ヶ根市の大御食神社社宝「神代文字社伝記」には、「天皇御代四十年秋七月(309/応神天皇40年の秋7月)」に「大御食社迎坐宮簀姫分御靈也(大御食の社に迎え祀る宮簀姫を分祀した)」と記されている。
また、熱田神宮から勧請した「大田切」地区の「姫宮神社」を合祀しているというが、祭神は尾張の豪族の娘で「日本武尊」の妃「宮簀姫命」(尊から預かった「草薙剱」を祀って建てた社が「熱田神宮」の起源になったという)で、例大祭は9月第三土曜日だ。
柿葺(こけらぶき/屋根を木の薄板で葺く工法)の一間社(いっけんしゃ/神社本殿で母屋正面の柱間が一つのもの)流造(ながれづくり/屋根の前が長く伸びて向拝を覆い庇と母屋を同じ流れで葺く建築形式)の本殿は、拝殿背後の覆屋に納まるが、棟礼(むなふだ/建物造営の由緒などを記して棟木に打ち付ける木札)によると、原三郎兵衛による1695(元禄8)年の建築だという。
名前 |
姫宮神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0265-73-3431 |
住所 |
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評価 |
3.6 |
拝殿の奥に石仏が並んでいて線彫りの悪除大神初めて見ました😊