見えているのは岩ではなく石炭なんです。
ライマンやアイヌ人一行は奥地に石炭が有るのを思いながら夕張川下流より進むが、滝ノ上辺りで、行く手を阻まれる事で断念する。
ライマンは番市太郎に託し、今度は幌内方面より道無き道の笹藪をかき分けて、数日後に夕張奥地の志幌加別川上流にたどり着く、下る事数キロで休憩している時に黒く輝くのを見つける、それがこの大露頭で一行は大喜びをしたのと、夕張の石炭埋蔵量の多さに驚いたと言われる。
ここは夕張市の言うよりも国の宝物ですよ、日本は資源に乏しく世界各国に依存している中で夕張には日本年間使用量の 100年分は有るとされている、その中で この大露頭は誇りです。
上より 6尺層▪8尺層▪10尺層で7.2㍍、1㍍の炭層が出来る植物遺体は十数㍍で24尺層だと100㍍以上の植物遺体が必要です、凄い事だと思いませんか。
この周りには、模擬坑道▪タヌキ掘りの跡▪旧天龍坑跡も有ります。
石炭博物館の模擬坑道を抜けてくると、出口の近くにあります。
天然標本としては貴重なものとのこと、北海道指定の天然記念物だそうです。
これだけの露頭を手軽に見られるのは此処だけ。
見えているのは岩ではなく石炭なんです。
石炭博物館の模擬坑道を抜けて地上に出たところにある石炭の大露頭。
ちょっと見たところ、単なる崖のように見えますが、岩肌が真っ黒で、まさに石炭そのもの。
日本のエネルギーを支え、夕張に発展をもたらした石炭が自然のままに見られ、 自然遺産としても、また社会的な遺産としても、非常に興味深く見ることができました。
石炭層が地表に露出。
名前 |
石炭大露頭 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
関連サイト |
https://www.city.yubari.lg.jp/kanko/miruasobutaiken/dairotou.html |
評価 |
4.2 |
北海道指定文化財に指定されています。
黒黒としたまさに石炭そのものの露頭が確認でき、当時の歴史を垣間見ることができます。