名前 |
三宝荒神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.7 |
金剛峯寺三宝荒神社由来本社は、高野山開創時に弘法大師空海が勧請された三宝荒神社であります。
「荒神ヶ岳鎮座三宝大荒神縁起」によりますと、弘仁七年、大師が高野山の伽藍開創のために、現在の壇上にて地鎮法を修法中に、東の方より黒雲たなびき、その中に見たこともない夜叉神が顕われて様々な障碍を起こしてきました。
そこで大師は修法を止め、「汝は何者か」と問うと、夜叉は「我は荒神ヶ岳住む神である。
神体はなく、人々の悪業力により、不信心の家に七難を起こしている。
しかし人々が、精進して一心に我を祭れば、三宝荒神の姿となり、すべての障碍を消滅させ、諸願を叶える。
本来、七難即滅七福即生こそが第一の誓願である。
我を先に供祭すれば必ず大願は成就する」と答えました。
大師は、信心を集中すると一枚の板に三宝荒神の御像を画き、これを本尊とし、十七日間、荒神共を修法し、伽藍繁栄、密教守護の祈誓をして、壇上伽藍の鬼門に荒神の社を勧請しました。
これにより後の大伽藍建立が無事に進んだと伝えられています。
以来、連綿と多くの人々の信仰を集め、金剛峯寺三宝荒神講世話人により毎年十月二十八日には大祭が催されています。
現社殿は兵庫支所下弘誠寺 澤田庚秀住職、同寺檀信徒 竹中光江様、森 和子様と兵庫県淡路市 大師に帰依する友の会 代表志田富峰様、同会員一同様のご寄進により改築され、平成二十六年十月十六日に遷宮されたものです。