初代犬吠埼灯台レンズの美。
初代レンズ(犬吠埼灯台)の特徴
実際の灯台のレンズに近づいたり、離れたりできる展示です。
初代レンズは旧霧笛舎に展示されていて見ごたえがあります。
犬吠埼灯台敷地内で、仕組みや性能に感心する体験ができます。
灯台の光を遠くの船までしっかり届けるために使われる装置。太陽光のレンズと同じ原理を応用し、一点に光を集め、強く遠くへ放射する役割を果たします。特に19世紀以降、「フレネルレンズ」と呼ばれる特殊なレンズが世界中の灯台に導入されました。・設置年:1874年(明治7年)灯台開設時・形式:第1等フレネル式固定レンズ(「第1等」は最大規模・最大光量クラス)・製造国:イギリス(日本初期の近代灯台の多くは、イギリス製の設備を使っていた)・サイズ\t直径約2.6メートル、高さ約3.5メートル(とても巨大!)・素材\t透明度の高い特製ガラス・構造\t多段式の同心円レンズで、光を効率よく水平線方向へ集中させる・性能\t光達距離40km以上。荒天時でも遠方の船に存在を知らせた※犬吠埼灯台は「固定灯」だったため、レンズ自体は回転せず、一定方向に強い光を送り続けました。1996年(平成8年)、灯台の光源がLEDなど現代型に改修されたため、初代レンズは引退。その歴史的価値の高さから、灯台敷地内に大切に保存・展示されることになった。今では「日本に現存する最大級のフレネルレンズ」のひとつとして、文化的にも非常に重要視されている。
実際の灯台のレンズに近づいたり離れたりすると、その仕組と性能に感心する。レンズから離れるほど、レンズの中心に据えられた電灯球が大きく見える、凄い。
犬吠埼灯台の敷地、奥の海よりにある旧霧笛舎にある初代レンズ。77年間あまり犬吠埼灯台で使用されていた初代の灯光用レンズで、フランス製の一等八面閃光レンズ。灯台資料展示館のものと形が違います。白く四角い可愛い形状の霧笛舎ではボタンを押すと昔テレビなどで聞いたことがある低音の響く霧笛を聴くことができます。
キレイでした。
| 名前 |
初代レンズ(犬吠埼灯台) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
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初代の犬吠埼灯台のレンズがそのまま残っています。レンズは、当時としては大きなものはフランスのソーターレモニエ社(後に合併して、ソーターハーレー社)が得意であったらしく、入札の末にフランス製のレンズになったようです。当時としては極めて高価で、横浜に入った時の試灯時には、まだ暗い町を明るく照らして、かなりの盛り上がりだった様です。また、明治天皇もこれを見に行幸されたとの記録があります。光源はしばらくはガス灯が使われたため、煤けるのを定期的にクリーニングする必要があり、掃除中のアクシデントでレンズが欠けたりした場合には、事細かにその状況を記録している日誌も残っています。第二次世界大戦で損傷したために、今の国産のレンズに置き換えられました。(今でも光源は電球が使われていて、クセノンランプの新式に置き換えられて行く灯台が多い中で、大きなフレネルレンズが回る貴重な灯台のひとつになっています。)フレームは下段部分は明治村から返却された時には無くなっていましたが、レンズは残っており、後にこの部分を作って、初代のオリジナルに近い状態にされ、一部のレンズが足らない部分には、鉄で似た形のものを作り、嵌め込んだものだそうです。