戦争のリアルに触れる、しょうけい館。
しょうけい館(戦傷病者史料館)の特徴
戦傷病者史料館は、戦争のリアルを知る貴重な場所です。
野戦病院のジオラマは、戦地の医療の生々しさを伝えています。
無料で入場可能な展示品から、傷痍軍人の苦悩を深く学べます。
たまたま水木しげるの戦争体験を展示していることを知って初めて行ってみました。境港の記念館には行ったことがあるので戦争で左腕を失ったことについて知識はありました。水木しげるはTVアニメの鬼太郎で有名ですが、のんのんばあから聞いた地獄の話だったり、国内に伝わる妖怪の収集の他にも南方で経験した戦争の悲惨さを描いた絵など本当に多才です。3階の常設展示はあまり知られていない戦場で負傷や病気になった日本兵の悲惨さを伝えるものです。野戦病院の再現の人形が凄く良く出来ています。悲鳴やうめき声が聞こえそうでした。自分が子供の頃には祭礼に傷痍軍人が募金を集めに来ていたのを見たことがありますが、もうすっかり忘れ去られていて記憶を承継するのは大切だと思いました。ただここは主に南方の戦場で被った兵隊の負傷を扱った展示が中心なのですが、本土の空襲で亡くなったり負傷した一般国民については触れられていません。それらは広島の原爆資料館、被服廠跡の復興記念館、近くの昭和館、遊就館などもしっかりと見学してすべてを知っておくべきだと思います。
予約不要、入場無料の資料館です。東京には戦争に関する資料館が複数ありますが、こちらは戦傷病者に特化した資料館です。先々月くらいにNHKの映像の世紀バタフライエフェクトで戦争病(PTSD)について触れていましたが、しょうけい館にも従軍体験による精神障害の展示が増えました。個人的には野戦病院のジオラマと片脚用の自転車が見どころでした。今回の東京旅行で戦争に関する資料館をいくつか行きたいと思い、水木しげる展を開催中だった為こちらに決めました。水木しげる展については、期待よりこじんまりしてました。「総員玉砕せよ!」や「白い旗」等の原画があれば見たかったです(現存してない?)クイズラリーをやったら鬼太郎のノートを頂けました。展示は撮影NGなので入り口の画像だけです。
しょうけい館は、忘れ去られていく太平洋戦争の戦傷病者等が体験した戦中・戦後の苦悩や体験を後世に承継する施設で、承継を平仮名で書いて「しょうけい館」と言います。厚生労働省の施設のためか無料で見学ができます。常設展示室では、戦地で受傷した時、身につけていた実物や、医療・更生などの様々な資料、写真、映像、体験記などを見ることができます。常設展示室は写真撮影が禁止されています。戦時中は、薬が不足するため麻酔なしで腕を切断するのに悶絶する兵士のリアルな模型などがあり、壮絶な痛みが伝わってくるようです。2025年7月に訪れた時は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる(本名: 武良茂)の戦争体験の紹介もされていました。水木しげるも戦傷病者で、戦地バブアニューギニアで片腕を失う大怪我をしたそうです。それでも漫画家として大成したのは素晴らしいことだと思います。
フィールドワークの場所決めで悩んでいたら、相棒の提案で、しょうけい館へ。戦傷病者史料館のため、個人情報保護で館内は撮影不可。中で見学させていただいたら、撮影できないことにも納得して退館しました。戦争を讃美するつもりも全否定するつもりもありませんが、戦場の現実や、銃後の方達の苦労や、戦争後の生き抜かねばならない現実に触れて、改めて先達への感謝の念を抱きました。個人的には、高校時代の入院とリハビリを思い出し、数度眩暈を感じる程のリアリティでした。
靖国神社参拝後に訪問。資料館は写真や映像などでとても充実しておりました!館内のスタッフさんもとても感じが良かったです。
いつもと違う道を歩くと、新しい発見があります。ここ近辺は頻繁に訪れるのですが、靖国神社や昭和記念館は知っていましたが、ここは初めてです。2階で受付をし、2階の戦傷者のビデオを観覧。この日は水木しげるさんの戦争に行かれたときの展示物がありました。水木さんがラバウルに行かれたのは、有名ですね。3階では、戦傷者の銃弾に撃たれた衣服や戦争場からのハガキが展示してありました。小さな資料館ですが、戦争はしてはいけないと言う事をしみじみ思いました。靖国の展示物はあまりにも悲しく、心痛くなるので再度訪れてはいませんが、どこの国も下々の者は、だれもが戦争に行きたいと思う事ないでしょう。日本は今、平和で、美味しい物をいっぱい食べれますが、戦争があった事はそんな遠い昔ではありません。
移転する前よりきれいになった設備も良くなった通りに面しているので道がわかりすくなった。ただ常設展に入るのにバーコード付きの紙が渡された企画展は自由に入れる。アンケートに記入すると抗菌マスク入れがもらえた。
戦争で負傷したり、病気になった人たちの体験を学ぶことができる。漫画家の水木しげる氏が太平洋戦争中に派遣されたラバウル島で体験した大けがや病気の話がわかりやすい。
私はこのしょうけい館、戦傷病者資料館に初めて訪れ戦争の悲惨さ、壮絶さを更に感じました!招集されたそれまで普通に暮らしいた方、若者たちが戦時中に戦傷の為に戦後どれだけ苦労、苦悩し生き残って生活基盤を築いたかを!そして薬も麻酔も不足し、底知れぬの苦痛の中死に絶えた方、想像を絶する痛みを耐え抜き自分の身体を5体切り刻まれても生きる希望を持って生き抜いた方々に、涙が出て今を生きている自分を鑑みて考えさせられる!露とウクライナの事を感じて戦争を直に知る方々には是非来てこれからの日本だけに有らず、世界的平和を肌で感じて欲しいです。撮影は許可を得る様とのことでした!が、私はこのしょうけい館に来たのは撮影された写真がきっかけでした。来館した際にはガラガラでした!より多くの方々が興味を持って頂けたらと思います!受付の方々が丁寧な説明、戦傷病者とその家族の体験記等の冊子本を頂けます!駐車場は近隣は高いので、北の丸公園内にある駐車場で1時間400円の割安価格帯の駐車場に停めました。靖国神社まで10分ちょっと!しょうけい館迄も10分ちょっとの距離でした。
| 名前 |
しょうけい館(戦傷病者史料館) |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-3234-7821 |
| 営業時間 |
[金土日火水木] 10:00~17:30 |
| HP | |
| 評価 |
4.4 |
| 住所 |
〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目11−5 グリーンオーク九段 2階 |
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東京メトロ九段下駅から徒歩圏内。国立の施設で戦傷病者の苦悩の歴史を残すためにできた資料館です。永六輔さんが生前「ジジイが戦争を始め大人が行けと命じて若者が死ぬ。」というような事を言ってたのを展示を見て思い出しました。世界の指導者に見て欲しい施設です。