静かできれいな谷、伝説の水。
くまがいさんの特徴
ヤマタノオロチ伝説に深く関わる史跡です。
スサノオノミコトとクシナダヒメの物語が息づいています。
静かできれいな谷での訪問が心を癒やします。
くまがいさんスサノオノミコトの妻、クシナダヒメが懐妊されたとき、産湯に使う良い水を探し求められたところ、「甚く久麻久麻志枳谷なり(いたくくまくましきたになり=奥まった静かできれいな谷)」と言われました。無事御子を出産されました。以来この地を熊谷と呼ばれています。産水を汲まれた井戸が産井戸の跡と伝えられています。この井戸は安産の神として信仰されてきました。出産が近づくとこの井戸の水を汲み妊婦が飲むとお産が軽いと言い伝えられています。昭和39年頃までは盛んに使用されていましたが現在はその跡地が残っているだけです。なお3km南にある河辺神社を御産所に定められたといわれています。現在の神社は洪水等で変遷があります。この井戸を見流さず立ち止まって見た人は出雲通と思います。
| 名前 |
くまがいさん |
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| ジャンル |
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| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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「雲南市:くまがいさん」2024年4月のヤマタノオロチ伝説ゆかりの地を巡るツーリングで立ち寄りました。とんがり帽子をかぶった井戸とその脇に立つ看板を見てゆかりの地であることがわかりました。スサノオの妻、クシナダヒメ(稲田姫)が子を出産するときに産湯を使った井戸だそうです。クシナダヒメはここに来た時「いとくまぐましい所なり」(とても奥まって鎮まって良い所だ)と言ったので、ここを「熊谷」(くまたに)というようになったそうです。産水(うぶみず)を汲んだ井戸が産井の跡であるという言い伝えがあるそうで、安産の神として信仰されたとのこと。出産が近づくとこの井戸の水を汲み、妊婦が飲むと安産となるご利益があるそうで地域の崇敬を集めたそうです。今は完全に閉ざされていますが、良質の水でもあったことから昭和38年ころまでこの井戸は盛んに使われていたそうです。