半世紀の歴史を感じる居住空間。
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| 名前 |
舞子五色塚ハイツ |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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私がこの集合住宅について印象に残った事柄は以下の通りである:―――それは今から半世紀程前の事。明石海峡を展望出来る牙城の天地に、気づけば「かの」黄色い集合住宅がそびえ立っていた。まるで数々の歴代有名建築家によって独自の建築方法を施し、その広大な五色塚古墳と並列するかのように。桜散りし季節の候、旅人は思わず固唾を呑んだ。「何やあのマンションは?」その刹那、けたたましい轟音と共に、眼の前には大量の物資を担いだ貨物列車が。……嗚呼、そうか畜生。この先は行き止まりか……‼50年もの長い月日の間、古墳を目当てに外周を試みた旅人は一体どれ位に及んだかは計り知れない。行く先を阻まれた私は、横切る列車の追い風に揺れる髪を手で抑えながら、舌を出して嘲笑うハイツを見上げてこう云った。「へっ、笑いたきゃ笑え。だが君と顔を合わせるのはこれが最期だ。それこそ君が生まれた時はわざわざ書店へ駆けつけてまでしてアナログ地図を購入しなければならなかったが、今はこの小さな端末さえあれば、すぐに最新のGoogleマップがチェック出来るんだからな……‼」「ばぁか何を言うか若造。世の中データが全てではないぞ?データで全て解決するのならば、とっくにこの世界は救われているのだからな」「解ってるさコンクリート野郎。"経験"が重要ってか?たった今俺は行き止まりを経験し、自らの脳に確かな"データ"が埋め込まれた。もう貴様と会うことはない。さらばだ」「……」来るべきその日の為に、今度は決して過ちを犯したりなんてしないから―――