高草山の信仰を感じる神社へ!
猪之谷神社の特徴
高草山の登山口に位置する神社で、登山前に訪れると良いです。
関方の鎮守様として地域に根付いた神社です。
駐車場がないため、自転車やバスでアクセスするのがオススメです。
急峻な斜面にあり、古墳もある事から長く信仰の対象となっていた事が分かります。
猪之谷(いいのや)神社は後醍醐天皇を祀る。後醍醐天皇の孫に当たる興良親王が東国から当地に逃れ、駿河安倍城の狩野貞長の庇護を受けたが、病を得、遠江の井伊谷城で薨去した。狩野貞長は親王の病気平癒を祈願して後醍醐天皇を祀り、当地に留まったが、北朝方の詮議を逃れるために姓を加用と改め、代々宮守を務めたという。なお、現在の関方にも加用姓が見受けられる。境内社に関神社、八坂神社、津島神社、天満宮、八雲神社がある。このうちの関神社が関方の本来の産土神だったのではないかと考えられるが、特段の伝承はない。境内には六世紀以降と思われる後期古墳があり、安政四年(1857)、隣接する長福寺の普請の際、石材を活用しようとして取り除いたところ、六鈴鏡が出土した。六鈴鏡は五世紀終わりから六世紀前半の製作と考えられている。(「焼津市史民俗編」、「焼津市史通史編」、「志太地区神社誌」)志太地区神社誌には上記の由緒が記されているが、自らの村名である関方でなく、あえて猪之谷(井伊谷)神社を名乗るほどの必然性が感じられない。近隣の中里若宮八幡宮には井伊家所縁の創建伝承があり、あるいは、当社も井伊家にまつわる社名を伝承しているのではないだろうか。
ちょっとした小山に座した神社さんでした。神社の奥に古墳があります。バイクは空スペースに置けましたがクルマは停められません。
お隣の長福寺にお参りに来たとき、よらせて頂きました。駐車場は長福寺さんの駐車場をお借りしました。小さな神社でしたが、厳かな雰囲気を感じました。主祭神は後醍醐天皇、どういう由所があるのでしょうか、書きものがなかったのでわかりませんでした。古墳跡も含めて、とてもよかったです。
拝殿の前(左側)に大きな木の輪切りがあります。(何の木か分かりませんでしたが、杉かヒノキかなぁ。)ここから右側に進むと、大きなナギの木があります。左側の奥(六鈴鏡出土古墳の左側)には大きなクスノキがあります。鳥居の横(右側)にもクスノキがありますが、六鈴鏡出土古墳の左側のものが大きいです。拝殿を正面に見たら真後ろ(回れ右してください)にはタブノキがあります。この木を含め数本の木に札があり何の木か分かりやすくなっています。付近に駐車場はなく、私はロウバイの子径の横の広場の駐車場を利用させていただきました。
高草山の登山口の一つの関方にあるので、関方から登られる方は一度寄ってみましょう。
この地区の鎮守様。少し夏草に覆われていましたが地区の方々が整備されているのが良く判ります。
駐車場がないので自転車か、バスがオススメです。バス停の関方を降りて、徒歩2分です。小さい神社ですが、文化財があり、猪年の神社巡りにはありかも。
| 名前 |
猪之谷神社 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
054-261-9030 |
| HP |
http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4407036 |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
高草山の山裾にある。神社からは志太平野を望むことができる。敷地内には古墳があるというか、古墳の上に神社を建てたようだ。古墳の上にある神社は魅力的なものが多い。石室は神社の裏手にある。神神社といい、この猪之谷神社といい、この辺りの神社は魅力的だ。天然記念物のナギの木は、焼津市のWebによると、「ナギはマキ科の常緑高木で元々は亜熱帯性植物で、日本では暖かい地域に自生している。熊野神社などでは神木とされ、一般的には雌雄一対で植えられる。猪之谷神社のナギノキは雌である。その名前が「凪」に通じることから、船乗りに信仰されて葉をお守り袋などに入れる風習もある。また、引っ張ても切れないことから夫婦の縁が切れないことを祈り、古代、嫁入り道具の鏡の裏に彫刻されたりもした。葉脈が平行であるため、せんまいさばきともいう。」らしい。