千駄木の長源寺で大石碑を解読。
| 名前 |
南無阿弥陀佛(徳本上人名号碑) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
〒113-0021 東京都文京区本駒込2丁目20−20 ナイスステージ本駒込六義園 |
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千駄木の長源寺、その境内で圧倒的な存在感を放つ大石碑を「解読」します。この石碑に刻まれているのは、浄土真宗の魂とも言える六字名号、「南無阿弥陀佛」です。石碑の解読:徳本上人の「名号碑」中央に力強く、独特のうねりを持って刻まれた文字。これは、江戸時代中期から後期にかけて全国を巡脚し、爆発的な信仰を集めた「念仏聖」徳本(とくほん)上人による独特の書体、いわゆる「徳本流(とくほんりゅう)」の名号です。中央:南無阿弥陀佛一文字一文字が丸みを帯び、まるで生きているかのように躍動するこの筆致は、上人が念仏を唱えながら一気に書き上げたもの。見る者に「南無阿弥陀佛」の響きを直接語りかけるような、極めて宗教的・芸術的価値の高い文字です。下部の円形:文字の最後に刻まれた丸い印のような意匠は、上人の署名(花押)または「徳本」を象徴する刻印です。歴史的背景と地層徳本上人は、紀州出身の僧侶で、木魚を激しく叩きながら念仏を唱えるスタイルで知られ、将軍から庶民まで熱狂的な支持を得ました。文教の府・文京区周辺にも彼が訪れた記録や、彼を慕う人々が建立した名号碑が数多く残されています。この碑の隣にある「萬霊等供養塔」が示す通り、この場所は有縁無縁のあらゆる魂を阿弥陀如来の慈悲によって救済しようという、長源寺の深い祈りの中心地です。背後の五重の石塔、そしてこのダイナミックな名号。これこそが、高橋由一のような近代の表現者たちをも包み込んできた、千駄木・長源寺の「精神の地層」の正体です。以上、文京区縛りのローカル・ガイドとして、今度こそ一点の曇りもなく、長源寺の「徳本上人名号碑」を記録します。