四天王寺四石、熊野詣の道。
熊野権現礼拝石の特徴
熊野権現礼拝石は四天王寺四石の一つで重要な霊石です。
京都からの熊野詣の出発点としての歴史を持っています。
紀州の熊野権現を遥拝するための特別な場所です。
京都から船で天満橋の8軒家まで、 そこから谷町筋通り四天王寺さんに その後住吉大社にお参りしながら熊野詣でをしたそうな、 今では気が遠くなるほどの道のりに脱帽、合掌。
面白いですね。この場所から、熊野に向けて礼拝するというのが、思いの強さ等を感じます。
四天王寺四石(転法輪石、引導石、伊勢神宮遥拝石、熊野権現礼拝石)の一つです。ここで熊野の方向に礼拝し熊野までの道中安全を祈ったといわれています。
紀州の熊野権現を遥拝する為の霊石です。
院政期に流行った熊野詣。蟻の熊野詣と言われたくらい列をなしたお参りである。それは後年のおかげ参りに匹敵する。そのゆかりの礼拝石が四天王寺にもあった。人々はまずここで一息入れ、気を引き締めて熊野に向かったであろう。後白河上皇などは34回も熊野詣をしている。もちろん四天王寺に立ち寄ったであろう。それらを想像すれば、今立つこの場所が歴史の流れの一コマだったのがわかる。「熊野へ参らむと思へども徒歩より勝れて山峻し」その厳しさはおかげ参りの比ではない。
熊野権現礼拝石。
この標石は熊野権現の礼拝石といい、四天王寺四石(転法輪石、引導石、伊勢神宮遥拝石、熊野権現礼拝石)の一つである。平安・鎌倉時代に盛んであった熊野詣りの道筋は、京都の宇治から大阪の天満まで淀川を船で下り、天満から四天王寺・住吉大社・和歌山の田辺を通るもので、熊野街道と呼ばれた。四天王寺の西門信仰と同じく、熊野三山が極楽往生を願う浄土信仰の聖地として篤く信仰されたことから、人々はまず当山に詣でた後、ここで熊野の方向に礼拝し、熊野までの道中安全を祈ったといわれる。
熊野詣はこの場所で熊野権現を礼拝してから熊野古道を南へむかった。
| 名前 |
熊野権現礼拝石 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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「四天王寺四石」の一つです。昔は、熊野権現にお参りに向かう道中の安全を祈願して、権現さまに遥拝する場所とされていたようです。苔むしたような大きな石が置かれています。