桜島見渡す絶景スポット。
廻城跡の特徴
廻城跡は、隠れた絶景スポットとして知られています。
駐車場は広く、以前は集まる若者たちで賑わっていました。
規制が少ないため、自由に散策できる魅力があります。
中茶屋公園駐車場から大通りを1.5㎞ほど登って行くと、丁度大通りが大きく右に曲がる手前に左に入る脇道があります。ここに廻城跡への入口の案内看板があります。脇道は細くて心配ですが一応舗装されていて、行き止まりには結構広い駐車場があります。ここに車は止められます。ここからの桜島の眺めは、静粛で孤島からの眺めのようで趣があり好いですよ。また、廻城本丸跡地碑や廻家先祖代々の冥福を祈る碑があります。ここから更に城跡の奥に入る矢印がありましたので、途中まで行ってみましたが・・・、途中で道が分からなくなり止めてしまいました。つくづく意気地のない人間だと、またしても思いました。(笑)さて、島津4兄弟の末弟家久の初陣がこの廻城での戦いです。実は私はこの家久に惹かれています。私事ですが、天野純希著「破天の剣」ハルキ文庫を読んで、こんな奇想天外で且つ健気な武将が島津にいたのかと、戦国期の島津氏に強く関心を持ちました。それでこの薩摩・大隅・日向の旅が始まりました。この廻城の戦いは1561(永禄4)年父島津貴久が肝付兼続の籠る廻城を攻め大隅への勢力拡大を図った戦いですが、逆に貴久の二弟忠将が敵の伏兵に討ち取られ敗勢が濃くなってしまったのです。その時に、家久が肝付家の勇将工藤隠岐守を討ち取って形成を挽回、活躍したのが廻城の戦いです。実際、その痕跡は辿れませんでしたが、ここに来て旅の達成感はありました。因みに、廻城の戦いの陣取り図が先ほどの中茶屋公園にありましたので、参考までに写真を添付します。この後は、日向都於郡城へ向かいます。実は日向伊東家にも興味があるのです。なぜなら日向伊東家は、有名な曽我兄弟に仇討された工藤(伊東)祐経の末裔と謂われるからです。
景色いいですね。
ほとんどの方が知らないスポットです。
私が訪れた時は特に規制はありませんでした。駐車場のような広場の奥に城址があります。広場を抜けると連続横堀、南北両端には竪堀らしき地形もありました。奥を行くと一旦狭くなり、また広くなる場所がありますがそこが本丸跡です。岩を削って作った通路から曲輪に入り、当該地域の一番高い場所には、守護神の荒神祠と廻城遺跡の標柱があります。遺構は良好に残っていますが、全体的にかなり荒れていて草、藪などで怪我をしないような厚手の服装で行くことをお勧めします。
以前訪れた時はまだ立ち入り禁止になっていませんでしたが、タイヤ痕が残る広い駐車場があって暴走族の溜まり場だったのかなと思った事があります。
私有地なので、勝手には入れません。広場はありますが、木が繁り眺望はありません。本当なら錦江湾が、眼下にひろがるのですが。
| 名前 |
廻城跡 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[火水木金土日月] 24時間営業 |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
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桜島が見渡せる絶景ポイントです。最後の入り口がわかりにくいのと、道がかなり狭いので注意が必要です。