天道信仰のメッカ、風強き地。
木坂・ヤクマの塔の特徴
ヤクマ祭の石塔が積まれた独特の景観が広がっています。
木坂と青海にだけ残る貴重な伝統文化を体感できます。
海岸線に佇む神秘的な場所、天道信仰の聖地です。
石屋根の小屋は現在立ち入り禁止になっていました。海岸からは石の転がる面白い音が聞こえます。強い風と暮らしてきた、対馬の昔の生活を垣間見ることができます。
2021年の7月に行きました。一度ヤクマ祭を見てみたくなりました。
男児の健康や五穀豊穣・家内安全を祈願するために積み上げられた石が無数にありますぱっと見宗教味が強く、見方によっては不気味にも見えますが、昔ながらの風習がこのように残っているのは素晴らしいことだと思います。
石を円錐形におよそ250㎝の高さまで積み上げた塔がある。これはヤクマの塔といい、天道信仰に基づくもの。かつては対馬全域で行われていたが、いまではここ木坂とそのすぐ北にある青海(おうみ)にのみ伝わっている。青海と木坂では若干行事は異なるようだが、木坂では毎年旧暦6月の初午の日に、ヤクマの塔を作り、頂点に御幣を立て、子供の無事成長や家内安全を祈願する。このヤクマの塔のある海岸には「藻小屋」がある。これはかつて畑の肥料にする藻を貯蔵した納屋で、海岸の石を積み上げて屋根を載せたもの。対馬の西海岸にはかつては多くあったが、現在ではこの木坂にのみ存在する。この木坂の藻小屋は屋根は復元されているが、側面の石積みは当時のまま。壁面を石積みとしているのは、海から吹き寄せる激しい風にも耐えられるようにしたもの。また、木坂の北の青海には西海岸の断崖を背にして、急斜面に段々畑がある。平成20年に「長崎県のだんだん畑十選」に認定されている。ここでは対州蕎麦が生産されている。対州蕎麦は対馬特産で、縄文時代後期に中国大陸から朝鮮半島を経由して伝わったものといわれている。日本の蕎麦のルーツであるネパールの蕎麦と似ていて、原種に近いものという。この青海は対馬でも古い習俗が残っている場所で、集落の雰囲気も日本の原風景を見ているようだ。ここには近年まで、両墓制という遺体を埋める「埋め墓」とお寺には「拝み墓」の2つの墓が存在していた。埋め墓は集落から離れた海の近くにあり、拝み墓はお寺なので、集落内にある。この両墓制は木坂にもあった。海神神社の南に海に面して保利山という小さな山があり、その南に保利(ほり)の浜という場所があり、その付近は「埋め墓」の地であったようだ。数十年前までは嵐の日の翌日、保利の浜の崖から人骨が出ていたらしい。そして「保利」というのは「葬る」からきているらしい。木坂では伊豆山という神の住む世界と人の住む世界、そして死後の世界の保利の浜と、3つの世界を明確に分け隔てていた。日本でも古代、高天原と中ツ国、根ノ国と、世界は3つに分かれていると解釈されていたのだが、その古代の世界観はここ対馬ではつい近年まで残っていたのだ。3つの世界観は古代中国で成立し、対馬を通り、日本にもたらされた世界観なのだろう。最後の写真は対馬のあちこちで見られる「蜂洞」という野生のニホンミツバチの巣箱。丸太をくり抜いて作られている。対馬は国内でもニホンミツバチしか生息しない珍しい島であったが、最近は特定外来種の分布によって減少が懸念されているそうだ。対馬はとてもおもしろいところで、日本のルーツと思われるものが多く残っている。またゆっくりと滞在してみたいと思う。
木坂と青海のみに残るヤクマ祭の石塔です。
海神神社への道中、海岸線にひっそりと佇んでいました。天道信仰の石塔。
風が強く当たる所です。ハングル語の書かれた容器やペットボトルなどもの凄い数のゴミが、海を渡って韓国から打ち寄せている様です。
天道信仰のメッカです。ヤクマの塔があるのは木坂神社の目の前の浜です。かなり強い波が寄せてきます。おてんとう様に何を願ったのでしょうか。
| 名前 |
木坂・ヤクマの塔 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[水木金土日月火] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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