嵯峨野の小倉山荘の襖の装飾として色紙をしたためたも...
登り口付近は灌木の花が咲く。
頂上からの展望はないが、登りながらの京都の展望、とくに広沢池や双ヶ丘の眺めは他では見られない新鮮さである。
小倉百人一首とは、藤原定家が百人の和歌を一人一首ずつ選んだ歌集で、嵯峨野の小倉山荘の襖の装飾として色紙をしたためたもの。
いわば小倉山は百人一首の総本山のようなもの。
百人一首には小倉山を詠んだ歌が一首ある。
「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば いまひとたびの みゆきまたなむ」(貞信公/百人一首)その他、小倉山にまつわる歌の紹介「夕づく夜 小倉の山に 鳴く鹿の 声のうちにや 秋は暮るらん」(紀貫之/古今集)「牡鹿なく 小倉の山の すそ近み ただ独りすむ わが心かな」(西行)「をぐら山 麓に秋の 色はあれや 梢のにしき 風にたたれて」(西行)「小倉山 ふもとの里に 木葉ちれば 梢にはるる 月を見るかな」(西行)どうも小倉山は「秋」と「鹿」に関連付けられているようだ。
名前 |
小倉山 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
聖地。
をぐらやま 峰のもみじ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ。