名前 |
大本坊庭園 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.0 |
西教寺4つの庭園の一つ2023年11月上旬、西教寺参拝の際に拝見しました。
駒札には——————————————————————大本坊庭園(枯山水平庭 約六十坪)作庭年代 江戸初期造園者 不詳この庭園は、江戸初期作庭の名園の一つである。
庭の東南にある三尊石組は、中心の主石六尺三寸、添石四尺五寸を並列させ、その左右に二尺八寸及び二尺三寸の脇石を構えて一面滝として用いる石組み手法が施され、未だ桃山風を残している。
殊に、建物に対してやや斜めに構えた手法は大本坊からの鑑賞を考慮した素晴らしい角度となっている、又用石(いづれも花崗岩)の多面的な姿にも並々ならぬ造園者の高度な美意識が感せられる。
三尊石組に対応して負けず劣らずの強い構成美を現わしているのが南縁からの中門に向かって打たれている飛石である、縁側近くの飛石は桂離宮月宮台横の踏石落石を連想させる打ち方で用石も背高く大ぶりで大胆豪放な手法をとっている、庭一面の柔らかな緑苔に映えて高の三尊石組と飛石の力強さは禅院式枯山水庭と茶庭式原落庭との混合形式として特異な美を構成した名庭園と云われている、—————————————————————-とあり約400年維持されてきた庭に感心しました。