文化財としての名称は「池上本門寺宝塔」
本門寺境内を何とは無く散策していたら、深い緑の森が豁然と割れ、中から妖しくも美しい異形の何かが出現した。
それがこの多宝塔だった。
その色は何とも強烈で、漆黒の紅蓮、とでも言ったらいいだろうか。
自分で撮った画像をデスクトップの壁紙にしているが、20年ほど前、この建物を初めて目にしたときの驚愕の余韻は今も消えない。
大坊坂の北側にあり漆彩色が施され、金箔で華やかな装飾が施されている多宝塔。
日蓮上人を荼毘に付した場所に建てられた供養塔で、建立は文政11年(1828)。
国の重要文化財。
蓮華座に建てられ、朱塗円筒状建物で黄金色の宝輪を持つ優雅な屋根を有する宝塔、緑の木々を背景に映え、見事な景観を呈しています。
池上本門寺は、日蓮聖人が病気療養のため常陸の湯に向かう途中、病が重くなり池上宗仲公の館に留まったとき、宗仲・宗長兄弟が寄進した山上のお堂を「長栄山本門寺」と命名し開堂供養をされたのに始まるという。
宝塔は、この地で入滅された日蓮上人の550遠忌を記念して、前犬山城主成瀬候らを本願主として文政11年(1828)に上棟した。
上下層とも円形の平面をもつ木造の仏塔で、屋根は宝形造、銅板葺、その上に露盤と相輪を載せ、内外とも彫刻や彩色によって美しく荘厳されている。
主な文化財(建築物)は下記・池上本門寺宝塔。
多宝塔。
日蓮聖人が火葬された場所と言われている。
本坊坂から見る多宝塔も良いですが、紀伊徳川家墓所から見る多宝塔も趣きがあって良いと思います。
多宝塔内部には宝塔が安置されており、日蓮聖人が使用していたとされる念珠が収められている。
本門寺と大坊本行寺の間にあります。
文政11 年(1828)に造られた木造の多宝塔で朱色が鮮やかです。
現在、国の重要文化財に指定されています。
〔多宝塔(池上本門寺)〕池上本門寺から、階段を降りていくと、途中から大きな塔が見えてきます。
日蓮聖人がご逝去された時に、この場所で荼毘に付されたとされています。
お参りをしていると、日蓮聖人の偉大さが、改めて感じられます。
多宝塔の初重が珍しく丸い形で鮮やかな朱色をしています。
入口の石段の上から見ると小さく見えますが石段を下がって見れば多宝塔としては大型の部類入る大きさです。
上部の構造の彩色も見事です。
重要文化財指定宗祖日蓮大聖人の御尊骸を荼毘に付した霊蹟に建つ供養塔です。
建立は宗祖550年遠忌を期して行われ、江戸芝口講中の本願により、文政11年(1828)に上棟、文政13年u003d天保元年(1830)に開堂供養を修しています。
石造の方形基壇に築いた円形蓮華座の上に建つ木像宝塔形式の建物。
内外ともに漆や彩色によって華やかな装飾が施され塔内中央には金箔や彩色で装飾された華麗な木像宝塔を安置しています。
日蓮大聖人御所持の水晶念珠を泰安しています。
宝塔形式の木像塔婆は極めて現存例が少なく、当山多宝塔はその中でも最大規模を誇る本格的な宝塔として、極めて貴重な建物です。
名前 |
多宝塔 |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3752-2331 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.1 |
閑静な山あいの墓地の中で文字通りの異彩を放つ、派手な宝塔。
いい意味で木造には見えない。
圧倒的な存在感だ。
屋根の下の装飾は壮麗で迫力がある。