廃校の教室を3つ使って充実の展示。
廃校にあると事前にわかっていたので、展示が薄い資料室かと思ったら、。
なんのなんの解説文の内容の深さは、これまで見た多摩地域の博物館に比べ頭ひとつ抜けております。
1時間半ほど滞在しました。
真面目に見学したら歴史部分でもあと30分は必要か。
最後は疲れて退散しました。
学習用のプリント解説文を展示内容に付き、1枚1枚作成してあり、自宅に帰っても学習できます。
稲城市にお住まいの方は勉強になるので関心のある方がお立ち寄りください。
博物館の設置場所については、どこの市区町村も議論の余地ありです。
市区町村のみなさんに愛着を持ってもらうためには、もう少し目に付くところに設置すべき。
市役所や人が集まるショッピングセンターに、出張展示も良いと思います。
廃校を利用した建物です。
入口すぐにある事務所の窓口で資料室見学を申し出て、階段又はエレベーターで2階へ。
突き当たりの数室が資料室です。
無料ですが、資料の内容と展示品の数に満足できます。
資料室内は撮影禁止です。
駐車場も10台ほどあります。
昇降口側と校庭側の両側に停めるスペースがあります。
稲城市平尾という土地は、縄文時代から奈良時代までの遺跡である平尾台原遺跡があった場所ですので、この資料室では土器や農具やクルミや祭りの服などが展示されているようです。
昔の農業を知るという点で、興味深い資料室です。
また明治時代などの近代の稲城の歴史も学べます。
更に昆虫の標本などもあります。
大丸城や多摩川の船などの資料もあります。
(たぶんクルミなども)展示品には触れないでくださいや、郷土資料室内は撮影禁止という張り紙があります。
稲城市郷土資料室に対する詳しい問い合わせ先は、この複合施設ふれんど平尾ではなく、稲城市役所の生涯学習課らしいです。
出土品などを説明した文化財ノートなどは、稲城市役所のホームページでPDF書類があります。
資料室の受付には記帳ノートとアンケート用紙や、文化財ノートなどが展示品の前にもあります。
ちなみに1980年代には、この資料室は校庭が見渡せるガラス張りの部屋でした。
この時に平尾台原遺跡の発見による縄文ブームな感じのものが少しあり、校庭の玄関などにも絵が飾っています。
階段の絵は卒業生の自画像です。
校舎の裏では縄文土器を小学校の郷土クラブで作る学習をしていました。
2022年現在この資料室の下の1Fが、コロナのワクチン接種会場らしいです。
校庭の玄関で記入をしていました。
廃校を利用した資料館のせいか、他の博物館や資料館と違い基本的に柵等が無いため、展示物との距離が近くじっくり見られます。
梨栽培の歴史、多摩川の渡しの歴史(最後の船大工さんのお話なども)など他の市町村とは内容も展示方法も毛色が違い面白いです。
廃校の教室を3つ使って充実の展示。
素晴らしい。
稲城の地名の解説や南武線、梨栽培の歴史とか面白かった。
ただ、惜しいことに見学記念のスタンプが無い。
名前 |
稲城市郷土資料室 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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営業時間 |
[火水木金土日] 9:00~17:00 [月] 定休日 |
関連サイト |
https://www.city.inagi.tokyo.jp/kanko/rekishi/inagishikyodoshiryoshitsu/index.html |
評価 |
3.9 |
2022年9月に訪問。
駐車場は、建物前の他、奥の建物東側にも駐車できる。
入り口にはそれらしい表示板がなく、旧校舎に入って左側の事務所に声を掛け2回奥の展示場所に向かう。
入場無料。
郷土文化と縄文時代以降の稲城の歴史など4つ展示室がある。
無料の資料がそれぞれ置いてあるためか、写真撮影は禁止となっている。
複数の個所に同じ説明文があったが、それぞれ中身が濃く丁寧で好感が持てる。
それこそ丁寧に読んでじっくり見ていると1時間は優にかかり、満足のゆく時間が送れる。
お薦めの資料館。