そう言えば本郷の東大病院の敷地内にも加賀藩前田家の...
和館は、洋館と異なり、建築される予定ではなかったが、「外国人は洋館など見慣れている。
外国人接待のために必要だろう。
」という理由で建築が決定されたのだとか。
このため、洋館より完成が1年遅れたという。
また、和館の建築の行き当たりばったりを示すエピソードとして、中2階に洋風風呂とトイレがある。
これも元々設置される予定はなかったが、外国人を饗すことを想定し、設計図を引いた後に、追加されたものだとされる。
ただ、こういった紆余曲折を経た割に、和館が外国人接待に使われた記録は殆どなく、二代目GHQ総司令官マシュー・バンカー・リッジウェイが2階部分を寝室として利用したのが目立つのみなんだそうだ。
しかも、彼にとって、暖房設備のない和館は住みにくかったらしく、二階の屋根を打ち抜いて、床板の上に暖炉を設置したというのだから、建築経緯を含めて、色々と皮肉なものである。
一階の洋館側に茶室があるが、普段は区民が利用しているため、あまり見学することができない。
また、2階部分は一般公開されていないが、ボランティアガイドにお願いすると「同伴ならば、」という形で、見学させてもらえることがある。
庭園は、唐の時代の陸羽という茶人が作成した庭園様式を模している。
具体的には、神潜石と霊報石の間に細い川の流れを作るのが特徴で、これを玉川庭という。
川には錦鯉が泳いでいるが、これは元々の姿ではなく、本来はお白州にか細い川を流していただけらしい。
しかし、目黒区が和館を公開するに際して、変な気を回してしまったらしく、川を深堀りして、これを放してしまったという。
邸内にある庭石や灯籠は、前田家本郷上屋敷時代のものであり、駒場に移転する際に持ち寄られたものだという。
実際に、棹に刻まれた年銘を確認すれば、延宝年間銘等と刻む古い灯籠が確認できるだろう。
また、2階部分にもある橋本雅邦の杉戸絵は、本郷邸で利用していたものを持ってきたものであるそうだ。
かなりの文化的価値があるらしく、この杉戸に合わせて2階部分の柱を組んだため、柱間が等間隔ではなく、不可思議な間隔となっている。
なお、この和館の設計を担当した佐々木岩次郎の孫が当地でボランティアガイドをしているらしい。
旧加賀藩前田家16代当主、侯爵前田利為の居宅である。
元来、前田家の家屋敷は本郷にあったが、関東大震災からの復興の過程で東京帝国大学との土地交換により、駒場に新邸が建てられたとのことである。
和館は外国からの客人をもてなしたり、前田家として四季の節句の行事に使われたとのこと。
見学は無料。
橋本雅邦筆の杉戸絵などは、博物館へ移設されてしまっている。
中の見学は無料。
裸足はNGなので、サンダルの方は入り口でスリッパに履き替える必要があります。
2Fは一般公開されていませんでした。
あまり知られていないのか、休日でも人はほとんどいませんでした。
このような空間が東京のど真ん中に残っているのが素晴らしい。
維持費もかかると思うのに、無料公開されているのも訳がわからない。
関係者の方々には感謝しかない。
洋館の方が有名?なようですが、和館も落ち着いた雰囲気で素敵です。
お庭には雪吊りもしてあったり、加賀の雰囲気を楽しめる空間でした。
ただ受付の方々の雰囲気が良くなく、自分たちが、受付にいないのに、見学していると検温しましたか?とキツめに言われたり、また帰ろうとしていると、、また別の人に検温しまさしたか?と聞かれさすがにイヤな気持ちに。
ちゃんと受付に機器をおくなり、その人達がきちんと当番でいてほしいです。
日本近代文学館へ出かけたのだが、駒場公園の東門を入ってすぐ左にこの建物があるので、先ず観覧して見ようとなった。
良材をふんだんに使ったスケールの大きい和風の建物で1階だけ観覧できる。
庭は一部の紅葉が良く染まっていた。
雪吊りを施した樹木もあった。
入場無料に感謝!。
『東京都文化財ウィーク』の特別公開で普段は入れない2階を参観。
有難い!賓客用としての建物はシンプルだけど優美な室内。
橋本雅邦の襖絵、洋館との渡廊下など今こその観賞にウキウキでした。
ボランティアの方々の庭園案内も貴重な体験でした。
感謝、感謝!
建物好きなので、とても楽しく見学しました。
カーテンや壁紙、柱などの細部まで本当にきれいで豪華!素晴らしかったです。
平日に訪れましたが、絶え間なく訪れる方がいらっしゃいましたが、私達の質問にスタッフの方は丁寧にお答え頂き有難かったです。
本邸もですが、無料でこのような素晴らしい建物を見せて頂けるなんてびっくりです。
2022年8月休日訪問無料で楽しめました。
欄間が素晴らしいです。
建物に入れるだけでなく、多くの部屋にまで入って見学できるので、とても楽しかったです。
是非見たくて、何度が訪れたのでが、今まで運悪く見る事が出来ず、今回初めて見学させて頂きましたが、こんなに素晴らしい施設が無料で良いのか?どこから管理費用を捻出しているのか?と驚きです。
是非また行きたい施設の一つです。
旧前田家本邸和館は、旧加賀藩主前田家 16 代当主の前田利為侯爵(1885-1942) によって昭和4年(1929) から昭和5年にかけて建設されました。
和館は当初計画にはありませんでしたが、外国からの賓客に日本文化を伝えるものとして建築が決定されたそうです。
通ることはできませんが、隣の洋館と廊下で繋がっています。
庭にも見学できるといいのですが。
そう言えば本郷の東大病院の敷地内にも加賀藩前田家の建物が残ってたような記憶があります。
この駒場の東大の近くに移転したのも何か縁があったのでしょうか。
この和館は洋館ほどは大きくないのですが、庭園には滝や池があったりと、なかなかな和館でした。
迎賓館的に造られたそうですが、賓客として招かれたら、大変いい時間を過ごせそうな建物ですね。
無料一般公開では見れない茶室などもあるようです。
密ではなく紅葉を静かな雰囲気で味わえる都会の穴場です。
トイレもとてもいかしてます!
旧前田家本邸洋館から一旦外へ出て旧前田家本邸和館へ。
和館は侯爵がロンドン駐在武官であったため、外人客の接待用に建てたともいわれているそう。
現在和館は1階部分が一般に開放され、玄関からニの間、一の間(表座敷)に続く広間や、重厚な床の間や違い棚、付書院、欄間の透し彫などを昔のままに観るとことができます。
縁側からのぞむ流れのある池や芝と池がみごとに調和した庭園。
これは海外のお客さまがのみならず、日本人もみな好きな風景。
水屋、寄付、茶室や和室が有料施設として利用できるそうです。
旧前田家の屋敷で、非常に華美な建築空間でした。
居間から眺める庭園には四季折々で雰囲気が変わるしつらえがされており、また時期を替えて伺いたいと思いました。
しかも入館無料でいうことなし🎵
広くて綺麗な建物です。
庭園の額縁となる窓が素敵です。
無料で見学できます。
洋館に比べると見れる場所が少ない。
ガイドが付けばまだ見れたのかな?
入館料無料10時半からのガイドツアーに参加ここは基本的に空いているのでゆっくり見れる秋の紅葉シーズンは穴場かも書院造りの畳の間、日本庭園とても美しいところガイドの人が前田家の歴史、土地の所有の変遷などの説明がありおもしろかった。
和館は港区、洋館は東京都の管理とのこととても良いところだった!
全体的にシブかった!入館料無料だったけれど、草木が伸び放題状態だったので、入館料とっても良いのでメンテナンスしっかりしてもっと観光地化した方が良いのにな…とお節介なことを思いました!
入場無料なうえに、ガイドツアーまで無料でうれいし限りです。
去年改修工事が終了して、館内が綺麗ですね。
セントラルヒーターが素晴らしい。
前田家の迎賓館として使われていた屋敷です。
余計な飾りが一切なく、質実剛健といった雰囲気のある建物です。
一見、スッキリと広いだけに見えますが、柱や棚板など使われている材が素晴らしいです。
見学されるときは、近くで見てもらいたいです。
畳の部屋から見るお庭も素晴らしいです(^^)
広くて静かな和室から庭を眺めていると落ち着ける。
名前 |
旧前田家本邸 和館 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
03-3460-6725 |
住所 |
|
営業時間 |
[水木金土日] 9:00~16:30 [月火] 定休日 |
関連サイト |
http://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/sports_koen_yoka/koen/omoshiro/komaba.html |
評価 |
4.3 |
旧加賀藩の16代当主・前田利為が建てた書院造の和風建築。
1930年竣工。
洋館と和館は渡り廊下で結ばれていますが、利為は洋館で日常生活を送り、和館は外国からの賓客をもてなし、日本文化を伝えるために建てられたもので、住居ではなく、迎賓施設としての役割に特化していたようです。
前田利為は留学や駐在武官としてヨーロッパに長らく滞在していた人物でもあります。