名前 |
旧岩崎邸庭園 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.6 |
説明板が建っており下のように書かれてます。
現在の国際文化会館 の庭園 の前身は、昭和四年(1929)に三菱 の四代目当主岩崎小弥太 (1879~1945)が建設した岩崎家鳥居坂本邸 の庭園です。
この庭園は、京都の造園家「植治 (うえじ)」の小川治兵衛 の作庭によるものでした。
「植治」の歴代当主小川治兵衛は数多くの庭園を作庭しており、近代日本庭園作庭の先駆者として著名です。
本庭園は、崖に面した南側と鳥居坂に面した東側に植栽が施され、その内側に池を設けた池泉回遊式 の日本庭園 であり、入口部の岩組なども優れています。
また昭和五年の岩崎邸実測平面図と比較しても、作庭当初の姿を大筋において残していることがわかります。
岩崎邸は昭和二十年(1945)五月の空襲 で焼失し、その後昭和三十年には国際文化会館が建設されました。
この建物は前川國男・吉村順三・板倉準三 の共同設計による戦後日本の優れた建築ですが、旧岩崎邸の庭園との調和を最大限に考慮する姿勢が認められます。
本庭園は、近代日本庭園として優れたものであるとともに、国際文化会館と調和した景観を作り出している天からも高く評価されます。