未だ落ち着いていないように感じます。
跡宮(鹿島神宮境外攝社) / / / .
御祭神は武甕槌大神の荒魂。
神武天皇17(前643)年創建。
神護景雲元(767)年6月大和国春日社へ遷祀の跡宮跡を「跡宮」と改む。
当地は、鹿島の大神が初めて天降られた処であり、本宮の祭の前日にこの社を祀るとし、春日大社へ御分霊の際はここから鹿島立ちされたとされるほど重要な場所です。
明治10年鹿島神社の摂社となる。
また、当社の傍らに「物忌」と呼ばれる鹿島神宮の女性祭主が普段から住んでいた「物忌館」がありました。
物忌は、童女の時から生涯独身で鹿島神宮本殿の内陣で奉仕しする鹿島神宮大宮司よりも上位の最高神官で、物忌館から異動する際は、輿に乗って男性の目に触れることがなかったそうです。
”鹿島ノ本宮”と呼ばれる大生神社(潮来市)の御由緒と関連する(或いは微妙に異なる)ところも多いですが、してみると、大礼祭の際には、物忌は当地(神野)の井戸で身を清めて出輿。
沼尾神社(鹿嶋市沼尾)の岸辺から舟に乗って大生神社へと巡行されたのでしょうか。
アクセスは東側の道路より、一の鳥居と社号標がありますのですぐ分かるでしょう。
鳥居の先は右側は生垣。
左側は建売住宅が並びます。
やがて右手の生垣が切れ、なぜかスチールの門扉だけがポツンとあって、狭いコンクリートの径がありますが、その先は四方を板に囲まれ、中には敷石があるばかり。
こちらが物忌館跡に違いありませんが、これでは一間分だけの広さにしか見えません。
社殿はもっと奥、涼やかなる樹叢の中、立派な御本殿が鎮座していらっしゃいました。
拝殿はありませんが、見上げる大きさです。
鹿島神宮も素晴らしいのですが、当社も負けず劣らず淸洒の地、社木森々然とし風色閑雅なる御神域です。
参拝できて本当に良かったです!
清涼な気でパワ-スポットになっていますが、未だ落ち着いていないように感じます。
聖地だと思います。
礼節を持って真摯参拝する事をおすすめします。
蟇股(かえるまた)はその本来の目的とは別に装飾性が加味されるようになりました。
その代表的なものが日光東照宮の「眠り猫」です。
蟇股を目当てに神社仏閣を巡る人もいるそうです。
ここ跡宮本殿にも美しい透かし彫りの本蟇股があります。
静かで清涼な場所でした。
名前 |
跡宮(鹿島神宮境外攝社) |
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ジャンル |
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電話番号 |
0299-82-1209 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.5 |
鹿島神宮ご参拝の前にこちらにもお参りしようとうかがいました カーナビの示す場所が正しいのか何度もあたりを走りまわってようやくたどり着きました。