名前 |
天満宮(境) |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.0 |
境天神社(さかいてんじんしゃ)御祭神 菅原道真公相殿神 誉田別命合祀神 熊野夫須美神 倉稲魂命 大日孁貴命 市杵島姫命 軻遇突智命 素盞嗚命 大己貴命境内社 辨才天石祠 愛宕太神石碑 庚申塔由緒境村 八幡社 村内上分の鎮守なり、久伊豆社 神明社 稲荷社 以上四社 善勝寺持天神社 村内下分の鎮守なり、熊野社 天王社 辨天社 以上村持(「新編武蔵風土記稿」参照)当神社の鎮座する境地区は、星川(見沼代用水)の右岸に位置しています。
古くは境村を二分して上分・下分と私称し、上分の鎮守は八幡社、下分の鎮守は天神社でした。
当神社の創立は、社記に「当社は今古老の口碑に伝て日ふ宝暦年間(1751~1764)福島家に釈白心庵主なる者あり該宅地内に勧請ありしが該庵主回向をなし本村に於て寂するに際し遺言して日く本村下分に鎮守なきを以て之を祭れと茲に於いて祭れり以て挙村民之を鎮守とし崇敬せり」とあります。
また「明細帳」に「素ヨリ当村鎮守ニシテ去ル宝暦年中(1751~1764)旧地頭藤堂肥後守良由朝臣深ク信仰セラレケルヲ以テ社殿再建アリ、明治五年(1872)村社ニ申立済、明治四十三年(1910)二月二十三日同村大字同字同無格社熊野社字同無格社稲荷社字上手無格社神明社字同無格社厳島社字同無格社八坂社字台無格社厳島社字同無格社愛宕社字前無格社八幡社字同無格社久伊豆社ヲ合併ス」とあります。
字前の八幡社は上分の鎮守であったために、合祀後は、覆屋内に天神社・八幡社の二社が並べて祀られ、それぞれ35cmの「天保十二辛己歳八月吉日之彩色口」と記す天神座像と、23cmの八幡大明神像を安置しています。
また天神社の社殿前面には、随身像が置かれています。
(埼玉県神社庁発行「埼玉の神社」参照)社殿の左側面、ちょうど拝殿と本殿覆屋の間に、奉納された力石が置かれています。
力石には「奉納 御寶前 力石三十メ 境村」と刻まれているようです。
現在鴻巣市では52個の力石が現存していますが、力石としての説明を伴う保存処置が行われていないものも多くあります。
鴻巣市の力石は全国的に古いものが認められるとともに、幕末から明治時代のものも現存し、力石による力くらべが長い期間、親しまれていたことが判ります。
(PDF四日市大学論集「埼玉県鴻巣市の力石」参照)