一人で雪の音を聞きながら訪れました。
しれっと屋久杉や北山杉が使われていたり、壁の煉瓦に釉薬がかけてあったりと余りに贅沢なしつらえがそこかしこ。
またここにある仏壇はそれはそれは細工が細かく金ピカでその豪華絢爛さに驚くこと間違いなし。
外観からはわからない豪商の輝かしい生活を垣間見ることができとてもオススメです!
菅野家(すがのけ)は高岡随一の商家と伝えられ、明治期から貴族院議員を務め現在高岡瓦斯のオーナーとなっている名家です。
北前船で交易される糸の問屋の商いで栄え、明治以降はそれまでの蓄えを元に銀行業などに進出しました。
この住宅は明治の大火の後に建造された土蔵造りの建物で国指定の重要文化財に指定されています。
高岡の土蔵造りの街並みが並ぶ山町筋にある、昔の商家の邸宅になります。
初めての訪問であることを伝えると、スタッフの方が大変丁寧に山町筋の歴史から邸内の見どころ、高岡と金沢藩の関わりまで説明いただき、大変充実した見学となりました。
特にお仏壇は工芸の町高岡の技術の粋を結集したといっても過言でもない見事な作りで、これだけで一見の価値があります。
邸内のあちこちにもさり気ない中に贅を凝らした細工や銘木が使われており、往時の財力の大きさを実感します。
山町筋を初めて訪れる方はぜひ訪問する価値のある場所です。
高岡を代表する商家。
主屋は重厚感溢れる黒漆喰土蔵造り、重量がある軒を支える柱は鋳物を使用しています。
高岡は鋳物で栄えた町です、この菅野家のある山町筋から少し離れた金屋町は鋳物工芸が盛んだった地区です。
山町筋、金屋町共に伝統的建築物群保存地区に指定されています。
金屋町も忘れずに訪れて欲しいです。
1900年(明治33年)の高岡大火後に建てられた土蔵造りの家。
菅野家は高岡銀行や高岡電灯を創設、政界にも進出するなど高岡の政財界をリードしてきた名家。
今も住居として使われていますが、ご当主の理解のもと一般に公開されています。
1〜2月の厳冬期は休館。
国指定重要文化財 菅野家住宅 高岡には、山町筋と金屋町という2か所の伝統的町並みがありますが、菅野家は山町筋の街並みのメイン的な存在と思います。
名前 |
菅野家住宅 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月水木金土日] 9:30~16:00 [火] 定休日 |
関連サイト | |
評価 |
4.2 |
堅牢そうなシンプルで歴史ある素敵な建物。