帆立型古墳の形状がそのまま残っている。
墳丘長53mの帆立貝式前方後円墳、築造時期は5〜6世紀と推定。
後円部は墳頂に勝手社が置かれている。
以下、名古屋市Webページより。
「周堤が墳丘北側を中心に全体の半分強残っており、愛知県下で唯一周堤の高まりが現存している点で貴重です。
後円部テラスには密に埴輪列が並べられていました。
(出土遺物:円筒埴輪・朝顔形埴輪・蓋形埴輪・人物埴輪)」
前方後円墳です。
以前は子供たちが周囲の土を勝手に掘り起こし、埴輪やら土器を掘り出して遊んでいました。
古墳の東側には、選挙の時に投票会場となる公民館があり、消防団の消火設備もあります。
また、志段味古墳群の水洗トイレとして紹介されているのもこの場所です。
年末年始にはテントが張られ、お神酒等が振る舞われるため、地元住民が集まります。
また、夏には盆踊りの会場になり、ちょうちん山が出ます。
以前はちょうちんに本物のろうそくが使われ、燃え出したことも。
古墳の頂きに神社があり、御神木とも思える巨大な木が生えています。
やや枯れかかっていますが、遠くからでも目立ちます。
国指定の「志段味古墳群」の一番西側にあります。
代表的古墳の一つです。
古墳の下には地域の集会所(上志段味公民館)もあります。
古墳の上に鎮座する「神社」と古墳下の「集会所」。
昔から、地域にとって大切な場所なんでしょうね!
名前 |
勝手塚古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
〒463-0001 愛知県名古屋市守山区上志段味中屋敷1463 |
関連サイト | |
評価 |
3.7 |
勝手塚古墳が造られたのは6世紀のはじめ。
14世紀に勝手神社が建てられた頃には、ここに古墳があることは忘れ去られていたのでしょうか。
古墳の上に神社の社殿が乗っています。
この帆立貝式古墳、まわりに周濠が掘られており、志段味古墳群のなかでは珍しい造られ方がされています。
他の古墳群とは異なる一派のリーダーのお墓なのかも。
埴輪は、円筒埴輪から人型埴輪まで出たそうです。