日帰り温泉で利用させていただきました。
田沢温泉 ますや旅館 / / .
歴史を感じさせる建物は見事ですが、食事に関してもとても手が込んでいて素晴らしい。
素泊まりはもったいないので二食付きにしましょう。
温泉はぬる湯なのでいつまででも浸かっていられます。
真冬は少し寒いかも。
あまり知られていないのか予約がとりやすいのもポイントです。
登録有形文化財になっている明治大正昭和の木造3階建てレトロでとっても素敵な雰囲気の旅館です。
新館といっても昭和時代の建物、山間の静かな温泉場で和風レトロ好きにはたまらない。
伝統的な和室にベッド・トイレ付の部屋もあるので和室苦手な高齢者でも安心です。
隠れた文人墨客の名宿ですが、雰囲気は田舎の実家にいるようなとっても優しい気持ちになれるのはスタッフさんの笑顔と家族経営の宿だからでしょうか。
昔の文学青年の頃を思い出し文庫本片手にゆったり湯船につかり、ぶらり独り旅したくなる、そんな宿です。
紅葉にはまだ早い時期に2連泊 卓球温泉のロケ直前に行ったけど、今回もまだロビーで卓球温泉のビデオ流していた。
あの映画が放映されてから沢山泊まりに行く人が居たんだろな。
20年以上も前のことで、中がこんなに古めかしいかったとは思い出せない。
卓球場もどこだこだったか思う出せず迷路のような館内を彷徨った。
温泉はぬる湯でゆっくりできた。
夜中に入ったら足元からカエルも飛び込んであー煮えちゃうと思ったら、スイスイ泳いで対岸の岩をよじ登って消えた。
朝に行ったら、ススメガが何度もタッチアンドゴーしながらお湯を飲んでいた。
食事も美味しいものが少しづつ出てちょうど良い量でした。
田沢温泉自体が、別所温泉のようにゴミゴミして無くて、静かで気持ちいい地域。
宿の泊まり客も上品で館内がとっても静か。
やっぱり今回も癒されたわ。
この旅館を長い間守り続けていることに感動しました。
接客があたたかい。
お料理も一つ一つこだわり、地元食材をいかしているし、何より美味しい!朝食のお味噌汁もおかわりするくらいホッコリする味!温泉はぬるめですが、ゆっくり浸かるにはのぼせなくて良い。
コロナ禍で大変なことも多いでしょうが、頑張ってこの旅館を守り続けて欲しいの一言です。
去年・今年と宿泊させていただきました🙇u200d♂️明治元年創業の歴史ある湯宿。
温泉街でも一際大きく存在感を放つ高楼な木造三階建の建物に圧巻されます。
玄関に入ると線香の匂いとともに女将さんがお出迎えして下さった。
初めて宿泊したのは7月上旬の真夏日。
島崎藤村が宿泊したお部屋の下の階である中二階という部屋でした。
ひとり旅には十分すぎる8畳+8畳+広縁にトイレ付き。
また、驚いたのが宿泊した東館は、1フロア丸々がひとつの部屋になっており、余計に広く感じてしまう。
2回目は新館の61番という部屋。
8畳+6畳+6畳+広縁にトイレ・シャワー、洗面台付きな豪華さにまたまた驚く。
定員は2名以上らしいが、宿泊客が少ない日だったためか宿泊出来た。
建物を巡っていると、ご主人が気にかけてくれたのか、新館三階の部屋も見せてくれました🙇u200d♂️ 欄間の豪華さにびっくり…ご主人の話曰く、東館の基礎は江戸時代末期の建物であるため、造りが新館と異なるという。
→確かに天井の高さが全然違う!その他にも欄間や障子の説明もして下さいました。
また、本館から新館へ向かう際の階段の段差が異様に低くなっているが、これは浴衣が上っている際にはだけないようにするための工夫であるとか…色々教えて下さいました🙇u200d♂️温泉は単純硫黄泉で、38〜40℃のぬる湯であるため、夏場はとても気持ちが良い。
浴室に入るとムワッと硫黄臭が漂う。
ご飯は食事処もしくは客室となる。
ボリューム満点でいつも満腹になる。
対応は親切丁寧であり、何不自由なく過ごせました。
上田駅から青木バスターミナルまで30分程度(運賃300円)で、そこから徒歩では30分超であるが、事前に連絡しておけば送迎も可能である。
徒歩の場合、まあまあな坂道を上ることになるので、夏日はお勧めしません。
景色の良さは保証しますが、汗だくになります。
公衆浴場である有乳湯(うちゆ)は、だいたいどの時間に行っても地元の方が入ってます。
備え付けのシャンプー等はないので、券売機での購入をお忘れなく。
島崎藤村ゆかりの宿と云うことで日帰り利用さぜて頂きました。
100%源泉かけ流し加温加湯一切無し。
日帰り入浴500円で利用させて頂けます。
温泉はかなり「ぬる湯」ですので長く温泉に浸かる事が出来ます。
日帰り温泉で利用させていただきました。
建物は古いですが雰囲気が素晴らしいです温泉の温度はかなり低く何時間でも入っていられます。
本当にゆっくり疲れを癒やしたい人にオススメです。
島崎藤村『千曲川のスケッチ』の舞台。
映画『卓球温泉』の舞台。
ぬる湯の名湯。
環境省国民保養温泉地指定地。
若旦那は一流シェフ。
静かな温泉場。
すぐ近くに200円の共同浴場「内乳湯」。
超お薦めです。
善き古きを残すような旅館ですので、当然ながら雰囲気、ノスタルジック、そういったものより快適性や利便性を重んじる人には全く向かないかと思います。また木造の古い旅館ですので、小さなお子さんのいる家族にも向かないかと思います。
緩やかな斜面にあって 周り三方を青木村三山に囲まれ 千曲川支流(Chikuma-gawa-shiryu)の一支川(ichishisenn)が流れくだる谷間(yama-ai)沿いに 僅か(wazuka)ばかりの宿が寄りそうように軒を連ねる信州田沢温泉郷が ここにある。
全国的知名度と云う点では及ばないが〝日本温泉遺産を守る会〟をご存じの方なら〝ますや旅館〟は「周知の如くです!」と云うであろう。
明治元年創業とされる 〝ますや旅館〟は国の登録有形文化財に指定されており 木造三階建が三棟と蔵などが建ち並ぶ巨漢は 現在も歴史ある温泉旅館を知る方々の間で非常に知名度が高い。
道路に面する間口は広いとは言い難いが 中で大きな拡がりをみせ 木造建ての巨漢が胡座(agura)をかく。
明治・大正 そして昭和の前期までは 便所や風呂そして洗面は居間から距離をおいて設けるのが一般的で 近代文化が頭をもたげるまでは これがステレオタイプであった。
従って 時代の重鎮クラス〝ますや旅館〟には 現代様式にのっとった 部屋など 少ない。
しかし だからと言って 不便さを さほど感じはしない。
むしろここは 往時の寸法に己を適わせ(awase) 時の人に成りすまして 生活するように泊まってみれば 過ぎ去った かの時代の一端に触れられ 旅に忘れ難い趣きをもたらしてくれるのではなかろうか。
こうした宿は今やとても貴重になりつつある。
一方〝ますや旅館〟は島崎藤村が泊まった宿としても有名である。
〝藤村〟は明治5年3月25日に生誕し 昭和18年8月25日に亡くなった。
詩人・小説家として名を馳せ 小生も子供の頃 詩を暗唱させられたものである。
ところで小生め 望外にも 島崎藤村が泊まっていた部屋に宿泊する幸運に恵まれた。
部屋には〝ますや旅館〟に対し 父藤村が泊した部屋を 手を加えることなく今日まで大切に保存して頂いていることへの謝辞が 長男楠造(とあるが 調べでは楠雄 ないし楠男ではないか?)の名で綴られている。
藤村は明治44年に発表した 『千曲川のスケッチ』のなかで 宮原家主宰〝ますや旅館〟のことに触れている。
次の通り 一片をご紹介しよう。
『千曲川のスケッチ』 島崎藤村 その五 山の温泉 から一部抜粋 「青木村というところで、いかに農夫達が労苦するかを見た。
彼等の背中に木の葉を挿(さ)して、それを僅(わず)かの日除(ひよけ)としながら、田の草を取って働いていた。
私なぞは洋傘(こうもりがさ)でもなければ歩かれない程の日ざかりに。
この農村を通り抜けると、すこし白く濁った川に着いて、谷深く坂道を上るように成る。
川の色を見ただけでも、湯場に近づいたことを知る。
そのうちに、こんな看板の掛けてあるところへ出た。
【 湯本 みやばら 】 ← ( 看板 ) 枡屋(ますや)というは眺望の好い温泉宿だ。
湯川の流れる音が聞える楼上で、私達の学校の校長の細君が十四五人ばかりの女生徒を連れて来ているのに逢った。
この娘達も私が余暇に教えに行く方の生徒だ。
楼上から遠く浅間一帯の山々を望んだ。
浅間の見えない日は心細い、などと校長の細君は話していた。
十九夜の月の光がこの谷間(たにあい)に射し入った。
人々が多く寝静まった頃、まだ障子を明るくして、盛んに議論している浴客の声も聞えた。
」 ( 以上 島崎藤村 山の温泉から ) 〝ますや旅館〟の温泉が また格別である。
源泉掛け流し100%の とてもやわらかい湯である。
やや硫黄臭いが 飲泉も可能のよう。
熱いのがお好みの御仁方には物足りないだろうが ここはひとつ健康を重視して浸かってみては如何だろう。
Ph9.6は絹のような滑らかさと少々のぬるめ………そのぶんほっこりゆっくり そして長〜く浸かれる。
鳥のさえずりに耳を傾け 木の葉を揺らす風の囁き(sasayaki)に鼓舞(kobu)し また時を濡らす霧雨に ただ只 身を任せ 過ぎし日を静かに想ってみるのもいいだろう。
熱くないから何時迄もつかっていられる。
日頃視野に入らなかった 花鳥風月が 見えて来そうだ。
いいね〜(笑)。
たった一度限りのこの世の旅だから 楽しもうじゃないか。
今や数少なくなった 心の日本回帰が叶えられる 源泉掛け流しの由緒ある温泉宿だ。
古き時代を体現してくれるところである………ここは。
「…………さまざまの虫の声が水音と一緒に成って、この谷間に満ちていた。
」と島崎藤村が倚凭って(yorikakatte)聴いたとする高い欄(tesuri)に小生も倚凭って朝霧におぼろ浮かぶ山脈を眺めた。
諸兄方も一度お訪ねになってみては如何だろう。
明治・大正の人となって過ごしてみるのも悪くない。
信州青木村………豊かな文化圏が存在した証が ここにはあった。
名前 |
田沢温泉 ますや旅館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0268-49-2001 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.4 |
とても由緒ある素晴らしい建物で、手の込んだ美味しいお料理です。
今回お願いしたのは、日本酒の試し飲みが出来るコースです。
お酒が分からない私達にも、一つの銘柄ずつ丁寧に説明して下さいました。
『茜さす』と』夜明け前』とても印象に残りました。
温泉はぬる湯で、じわじわと後から身体が温かくなって来ます。
また訪れたいお宿の一つになりました。