入り口が狭いわりに、奥は広く綺麗です。
平安時代前期、仁寿3年(853)慈覚大師(円仁)の開基と伝えられる古刹で、目黒の閑静な住宅街に有ります。
南門から縦一列に門と堂が並んでいます。
仁王門は浅草と赤に王と対比される黒仁王。
抜けると国重要文化財の釈迦堂。
墓地域には王、張本両選手の生前墓、渡哲也さん、西城秀樹さんが眠るお墓が有り、今も多くのファンが参拝されています。
2月初めに訪れた時は紅梅が綺麗に咲いていました。
重要文化財指定の本堂(釈迦堂)は、23区内で最も古い木造建築だそう。
室町時代初期の様式のその姿は、現代の私の目には「いぶし銀」とでもいいましょうか、そんな渋みと美しさと懐の深さを感じさせる佇まいで、うっとりしてしまいました。
仁王門から本堂へと続く境内は、そのまま時代小説の世界に連れて行ってくれそうな雰囲気で、シビレました。
由緒あるお寺ですが、境内の庭がきれいです。
ここだけまるで鎌倉に来たような錯覚を覚えます。
ちなみに、野鳥は朝夕とさえずり、オナガやムクドリを度々見かけます。
〔経王山 文殊院 圓融寺/ Enyuuji Temple〕平安時代に創建された古刹です。
創建は第三代天台座主、慈覚大師です。
《天台宗》平安時代、仁寿3年(853年)で、法服寺という寺名でした。
天台座主、慈覚大師(延暦13年(794年)~貞観6年(864年))が開山しました。
慈覚大師は、生涯に七百以上のお寺を開創しましたが、東京の目黒不動や平泉の中尊寺等も、開創しました。
《日蓮宗》弘安6年(1283年)に日蓮宗に改宗しました。
その時には、妙光山法華寺という名称でした。
江戸時代に、事情があり、天台宗に戻りました。
その後、現在の寺号になりました。
《圓融》寺号の圓融には、天台宗が説く三つの真理、空諦、仮諦、中諦が、溶け合いながら、同時に存在しているという意味があります。
寺号だけでも、仏教の教えへの想いを深めてくれます。
〔アクセス〕東急西小山駅 徒歩15分。
目黒駅からバス「碑文谷二丁目」、渋谷駅からバス「円融寺前」下車。
平安時代に創建されたとされる天台宗の古刹で、仁王門に安置された永禄2年作の「黒仁王」や国重要文化財に指定されている釈迦堂などいろいろな文化財があります。
また、境内は落ち着いており、よい感じでした。
戦国時代の北条家の発展を支えた名将で北条五色備えの赤備え隊大将、北条綱高公の元菩提寺。
更には鎌倉公方代理を務めた横浜市南区の蒔田城主吉良家からも支援された。
天台宗の大寺院。
現在の広大な境内地に加え、嘗(かつ)ては現在の町区分を跨いで更に多くの寺領を所有していた。
総門~仁王門と立派な境内を誇るが、その内でも仁王門は戦国時代の建物が現存して今に至る等、文化財も多く抱える古刹。
仁寿三年(853年)に天台宗寺院として開基され、後に弘安六年(1283年)に時の大檀那(御寺のオーナー)によって日蓮上人の弟子の日源上人が住職として招かれた。
その際に一時、妙法山 法華寺と山号と寺号を改めていた。
其の後、法華寺時代には鎌倉時代末期~室町時代~安土桃山時代~江戸時代初期を通じ近郷を領有する小大名の蒔田吉良家や北条家の重臣北条綱高公に支援され、後に安土桃山時代に北条家が豊臣秀吉によって改易されると徳川家により寺領保証の御朱印を拝領し存続した。
大いに繁栄したが、江戸幕府によって日蓮宗本山と認識されていた身延山久遠寺派の方針と異なる関東の不施不受の教義を尊重し久遠寺と対立した為に幕府の支持を失い一時衰退すると、幕命により天台宗に戻された。
天台宗に再改宗し再興開基された際に山号院号寺号の全てを經王山 文殊院 圓融寺と現在の名将に改め今に至る。
歴史的にも名将の蒔田吉良成高公や北条綱高公の活躍と出世からも、とても御利益の有ると言える御寺です。
国指定重要文化財の釈迦堂がある、由緒あるお寺。
普段は釈迦堂内に入れないが、月に一度、朝と晩に堂内を開放して皆んなで座禅をするイベントがある。
その会でのご住職のお話が大変面白いので、このお話を聞きに来るだけでも遠方から足を運ぶ価値があると思う。
他にもヨガ、年越しにはプロジェクションマッピング、マルシェ、演奏会など仏教に興味ない人も楽しめる、様々なイベントを開催している。
ホームページをチェックしてから訪れることをお勧めする。
2017/10/14拝受 天台宗。
山門を入ると仁王門、本堂(釈迦堂)、阿弥陀堂が一直線に並んで建っている。
整然と建つ姿は美しい。
仁王門からは本堂(釈迦堂)が覗ける。
住宅街のど真ん中に素晴らしい寺院がありました。
有難く御朱印を頂きました。
感謝です!
釈迦堂、室町時代初期建立、明治44年国宝に指定、都内最古木造建造物。
釈迦堂の奥に阿弥陀堂。
右手に斎場の示真殿。
左手に目黒区立圓融寺公衆便所、その先に裏口あり。
名前 |
円融寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
03-3712-2098 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.1 |
京都の寺社に負けない美しいお寺。
釈迦堂は東京23区で最古の木造建築とのこと。
参道沿いの梅の花も見事。