2018年5月、6月に訪問しました。
戦国乱世で、東海一の弓取、今川義元公が、この地で、きっと富士山を眺めたはず❗嫡男氏真を連れだって。
今川館の詰めの城とされる山城。
南北朝期から続く城で、その後大きな改修はなかったのか土塁や堀がちらほら見られる程度、主郭には城址碑と解説板があります。
駿府城二の丸付近にあったとされる今川氏駿府館は平地で防御に弱いので、有事の際にはこの賤機山城に立て籠もって戦う想定でした。
いわゆる「詰めの城」です。
それにしても駿河・遠州・三河の三国の主人である今川氏の城にしては、あまりにもショボい(笑)。
規模も小さく防御にも特に工夫はありません。
富強の今川氏にとっては戦は外地で行うもので、首都駿府での「本土決戦」など基本的に考慮していなかったのでしょうね。
しかし今川氏にとっては不幸なことに「その時」がついにやってきてしまいます、武田信玄の駿河侵攻です。
一方迎え撃つのは今川義元の跡を継いだ嫡子氏真ですが、検索すると戦国大名としてよりも和歌・連歌・蹴鞠に通じた「文化人」として名前が出てくる人なので(笑)勝敗はやる前から明らかでした。
甲府側から見て駿河の入口にあたり、山が海に迫り出す薩埵峠で防衛を試みたのですが、そんな事は先刻承知の信玄はあらかじめ内応工作済みで、氏真の家臣達は「どうせ国を渡すなら義元公のカタキの信長よりは信玄の方がまだマシだ。
」として勝手に撤収してしまったのです。
信玄の技アリの一本と言えるでしょう(笑)。
そして抵抗を受けることもなく駿府に乱入した武田軍は、あろうことか最終防衛拠点であるはずの賤機山城まで抑えてしまいます。
どれだけ組織が腐敗し士気が下がれば、こんな事態になるのやら・・・。
避難先まで失ってしまった氏真は慌てて掛川城へと逃亡していきました。
城の見所としては三の曲輪を山の尾根から隔てる大堀切と案内板の立つ本曲輪に存在する約10m四方の土塁になるでしょうか。
まぁ山城の防備としては必要十分ですが、圧倒的な深さや高さがある訳でもなく何か芸が無さすぎる気がしました(笑)。
浅間神社からここまで行くのが定番の散歩コースです。
景色が最高ですが、特に富士山がきれいに見ることができます。
山城の石垣が残ってます。
2018年5月、6月に訪問しました。
2020年3月下旬にも訪問しました賎機山城の北にある茶畑を背景に富士山をみることができます。
5月頃には野イチゴがとれます。
賤機山城(しずはたやまじょう)は、静岡県静岡市葵区大岩・籠上・昭府町にある日本の城跡。
馬の背状の尾根最上部に本曲輪を構え、櫓台や土塁が配置されている。
南北の尾根にも複数の曲輪があり、狭い尾根筋には堀切を設けて遮断し防御性を高めている。
本曲輪のある山頂は今川館(後の駿府城)の北西、今川氏の菩提寺である臨済寺の真裏にあたり、詰の城であったとされている。
『甲陽軍鑑』等の史料では「籠鼻」や「籠山」の名で登場し、武田信玄が駿河を侵攻した1568年(永禄11年)の12月13日に武田勢に占拠されて落城。
この時、武田側により一部改修が加えられた可能性が指摘されている。
その後さらに1582年(天正10年)の徳川家康入府の際に再び落城し、廃城となったという。
標高は170メートルとさほどではないが、歩きやすい遊歩道というわけでもないのでデブにはキツイ。
そしてキツイ割に遺構が残っているわけでもない。
せいぜい堀切ぐらい。
行くまでは大変だったが、地味であんまりないのでよかった。
美人湯から登るとすぐに着きますが、本格的な山道なので、割と疲れます。
お城は東西に約400m、南北に約600mという広大なものだったようです。
北側尾根には何故か農園らしきものがたくさん出てきてこちらも異空間です。
賤機山は観光客が “ おせんげんさん ” (正しくは「おせんげんさま」?)こと静岡浅間神社から気軽に登れる標高171米の山ですが、見晴らしの良い場所から更に尾根を辿って、北にある「鯨ヶ池」までがハイキングコースとなっていて、地元の方々がよく此方を歩いたり走ったりしている様です。
山の上まで一人で杖をついて登っているお爺さんも見掛けるくらい地元民に愛されている山ですが、その中の一人に「賤機山城(跡)」の場所を訊いたら、暗く狭そうな道を指さして「城跡はそこから10分20分歩けば着きますよ。
何にも無いですけどね」と笑顔で教えて頂きました。
行けども行けども暗い道で、ホントに何も無かったらどうしよう?と不安になりながら黙々と歩いていくと、やがて突然平らな場所に出て道標や看板がありホッ。
山城とは言えこんなに狭く奥深い場所に、かの今川氏の詰城があり天下を睨んでいたとは驚きです。
木々が生い茂っていて真下にある今川家の菩提寺である臨済寺は此方からは見えませんでしたが、安倍川の東で北条や武田に睨みを利かせ、桶狭間にて信長に敗れ滅んだ今川氏の大本が此方なのだなぁと、感慨深いものがありました。
因みに「イノシシ注意」の看板も有りますが、たまに道の脇から文字通り藪から棒にガサゴソッ!と地元民が出て来る事もあるので注意です。
心臓に悪いです。
あのオヤジ、たぶん野グソだな。
浅間神社から鯨ヶ池までの縦走ランで立ち寄り。
いいトレーニングコースですね。
最近見直されている今川の城跡。
ハイキングコースになっていて、とてもいいですね(^^♪
浅間神社から行くよりも大岩天神社から登る方が早く着きますよ!
足腰のトレーニングには最適です。
名前 |
賤機山城 |
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ジャンル |
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電話番号 |
054-221-1066 |
住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
関連サイト | |
評価 |
3.7 |
木があって展望は効かないですね。
堀切りはハッキリと分かります。