名前 |
日枝神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.2 |
拝殿を見ると単に普通の村の神社だが、本殿には彫刻がはめ込まれている。
題材は、隠岐へ流される途中の後醍醐天皇に救出の誓いを込めた漢詩を読み上げる児島高徳の図、仁徳天皇の逸話、「高き屋に のぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」、俗に言う「民のかまど」の図、死を覚悟した楠正成が息子・正行を逃して京へ帰すと言う、太平記の名場面「桜井の別れ」を模した図の3面。
創建年代は不詳。
言い伝えでは、鴻巣の三ツ木神社は当社から分霊したとされているので(三ツ木神社の由緒とは食い違っている)、それなりに古くから鎮座しているのかもしれない。
かつては当社境内の南側には小針沼という大きな沼が広がっており、沼を含む周辺の開墾は延宝年間(1673〜1681年)に始まったとされるので、その頃に創建されたのかもしれない。
小針沼はその後、宝暦4年(1754年)に東西に分ける中堤(現在の県道364号)が築かれ、昭和の初期までには埋め立てられてしまった。
その様な経緯から、当社は小針沼に向いて建っていたということになる。