令和二年 京都初秋の旅 10月4日石清水八幡宮 東...
石清水八幡宮に現在建っている東総門は江戸前期(1624~1643年頃)に建造されたとされており、その名前のとおり本社社殿の東側に建っている。
この位置は石清水八幡宮の鬼門にあたることから、東門は少し向きを変えて建てられているのである。
現在の石清水八幡宮本殿の周囲には廻廊が配置され、その外側に若宮社・若宮殿社などの摂末社が配置されており、さらにその外側には、築地塀(ついじべい)が巡らされ、その東西南北の方角に門が配置されており、それぞれ、東総門・西総門・南総門・北総門と呼ばれている。
古くは、この東・北・西の三総門は鳥居であったのだが、保延(ほうえん)6(1140)年1月に石清水八幡宮本殿の炎上によって罹災して焼亡してしまい、同年2月29日に、越前国司顯任朝臣(造国司の越前国・藤原顕隆?)によって造り替えられたといわれている。
それから約200年後の建武5(1338)年7月5日に石清水八幡宮は再び炎上・焼亡し、歴應年間に入ってから総門は石清水八幡宮本殿とともに再建されたという。
ちなみに南総門は鳥居ではなく、現在の三の鳥居がその役割を果たしていたようだ。
上記のようにかつては鳥居だった総門は、寛永年間から慶長年間あたりに、築地塀と門に改修されたといわれている。
西総門にあっては寛永9(1632)年に鳥居から門に改めたと伝えられているのだが、実は慶長年間(1596~1615年)の古図には門を見ることができ、真偽は不明なのが実情なのである。
この東総門は、北総門・西総門とともに平成20(2008)年12月2日に国指定重要文化財に登録されたのである。
石清水八幡宮は「やわたのはちまんさん」の名で親しまれている、全国的にも有名な神社であり、山上(上院)は男山の上にあるため、麓から参拝に行くにはケーブル、または、徒歩で登る必要がある。
京阪電気鉄道石清水八幡宮参道ケーブルを使うのならば、麓の八幡宮口駅から乗り、3分強くらいで到着する八幡宮山上駅で降り、そこから歩いて5分強くらいの距離である。
京阪電気鉄道京阪本線・石清水八幡宮駅から徒歩で行くのならば、表参道経由で30~40分強くらい、裏参道経由で20~30分強くらいの距離である。
この石清水八幡宮は、古来より伊勢神宮(三重県伊勢市)と共に二所宗廟(そうびょう=氏族が先祖に対する祭祀を行う廟のこと。
)の1つ、国家第2の宗廟として、日本では伊勢神宮に次ぐ重要な神社と位置付けられてきたのである。
そして、宇佐神宮(大分県宇佐市)・筥崎宮(福岡市東区)または、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)と共に、日本三大八幡宮の1つとされており、また、宮中の四方拝(しほうはい=毎年1月1日・元日の早朝に宮中で天皇陛下が天地四方の神祇を拝する儀式。
四方を拝し、年災消滅、五穀豊穣を祈る宮中祭祀。
)で遥拝される神社の1つとされているのである。
七五三の時は開門されていて供物がおかれていました。
歴史を感じさせる造りでした。
建立は他の社殿と略同時期に建てられ江戸時代の前期とされています 建築様式は四脚門の本瓦葺で 2008年の末に 国の重要文化財の指定を受けていますなお東総門の直ぐ斜め前には 国宝に指定された8建物の1つの東門があり『御本殿昇殿口』の木札が掛けられているので 直ぐに分かります。
名前 |
東総門 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
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令和二年 京都初秋の旅 10月4日石清水八幡宮 東総門重要文化財です(^^)開く時はあるのかな❓