名前 |
如来寺 |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
0299-43-0180 |
住所 |
|
評価 |
3.4 |
乗念房は俗名を片岡源九郎親綱と称し、兄の信親(後の順信房)が命をうけ鹿島神宮の大宮司となったあと、家名を継いだが、遁世菩提の念深く、ある時本尊の霊夢を感じたのが緑で、建保三年(1215)稲田の草庵に親鸞聖人を訪れた。
念仏の教えを聞き次のように詠んだという。
「よしあしも知らぬ難波の蜑小舟誓の海によりてさだめん」-親綱、「本願の海によりてのあま小舟 櫓櫂もとらで乗りてしかなり」-親鸞。
親綱はこれを機に聖人の弟子となり、乗念房領海と法名を賜った。
霞ケ浦の草庵を守り、聖人生存中から滅後まで尽力したその功績は大きいものであった。