中世の雰囲気漂う山城跡。
高部館(たかぶだて)の特徴
佐竹一族の終焉地として知られる歴史的なスポットで、訪れる価値があります。
美和の高部に位置する中世の山城跡で、三日月堀の明瞭な遺構が魅力です。
中世の雰囲気を感じる高部館は、山入氏義の行き着いた城跡です。
美和地域高部にある中世の山城跡で、高部館(たかぶだて)とも呼ばれています。
伝承では、鎌倉時代末期に佐竹氏7代義胤の5男 景義(高部氏初代)が築いたのに始まり、その後高部氏の居館として用いられたとされています。
高部城は、山方と馬頭を東西に結ぶ道と、大子へと通じる道がT字に交わる地にあり、那須氏や白河結城氏の進出を抑える拠点として、戦国期に佐竹一族が大規模な改修を行なって用いたと考えられます。
当時の遺構がよく保存されており、山頂の曲輪を中心として、いくつかの曲輪が配列されており、北・東側は急峻な斜面、南・西側は堀切・竪堀が数多く設けられています。
管理が素晴らしいので、三日月堀など、明瞭な遺構を堪能できます。
中世の雰囲気を味わえる山城で、佐竹一族山入氏終焉の地とされる。
地元住民の保存活動が盛ん。
城跡入り口付近にあるお店の駐車場が利用できます。
ここに城跡説明板も設置されています。
山道をひたすら登り、15分程度で最初の堀切に到着。
ここから2本の堀切を超えていく「若武者コース」と腰郭を廻って登る「寿コース」に別れますが、どちらでも一郭に至ります。
体力があれば「若武者コース」がオススメ。
ほぼ、ほとんどの部分が良く整備されていて連郭式山城の縄張りを堪能できます。
登城後は、古い建物が残る高部の町並みを散策するのもおすすめです。
一郭まで20分くらいです。
整備されている城跡、景色も綺麗です。
名前 |
高部館(たかぶだて) |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
4.4 |
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太田城から逃れた山入氏義が行き着いた城。
最後は捕らえられて、ついに山入氏は滅亡した……。
そんなお城を見学してきました。
入口の祠に安全祈願?をしてスタートです。
途中寿コースと若武者コースの分岐点があり、迷わず寿コースへ。
(•‿•) 遺構がはっきりと残されていて、三日月堀の先からの眺めは何とも言い難いものでした。