この分水の南側の道路の路肩が広いのでそちらに車を停...
オーソドックスな円筒分水。
仕組みがわかりやすいです。
牛舎の前にあるので、静かに鑑賞しましょう。
田への引水で現役のようです。
当然標高は高いので、田んぼ道を追って行くと広範囲で棚田のように段差があり、水が流れやすく工夫されており、当時のご苦労が伺えます。
この分水の南側の道路の路肩が広いのでそちらに車を停めて歩きます。
もう酪農小屋に侵入する不届き者のような気分で分水方面に延びる砂利道を歩かなければなりませんw分水はフェンスで囲まれており、中には入れません。
また立ち位置が絶妙な距離なので、広角レンズかパノラマ撮影をしないと全景が写せませんね。
私が訪れたのは9月の初めで水量はチョロチョロ湧き出す程度でした。
分水工自体は整った形で綺麗ですが、それ以上に近くの牛さん🐃🐂🐄たちが気になってしまいました。
中心筒のコケが綺麗でした。
比例円筒分水堰(昭和28年1月15日竣功)。
資料によると、「県営潅漑排水事業 寄居町外九ヶ村地区」(1942(昭和17)年~1954(昭和29)年)により、美里町と寄居町の境に円良田湖というため池が作られた。
ここで取水した用水は1949(昭和24)年貫通の暗渠を通り(鐘撞堂山(かねつきどうやま 330m)を地下トンネルでくぐり抜けて)、途中の堰で比例円筒分水堰への水路と西藤治川に分水される。
比例円筒分水堰では3水路に分水されている。
一方、同じ集落(大字用土 小字谷津)内、西藤治川の途中には大正時代に作られた北谷津沼(上沼・下沼の総称、1984(昭和59)年~1995(平成7)年の県営ため池等整備事業で改修)がある。
すぐ近くを荒川が流れているにも関わらずそちらから取水していない訳とは何だろう。
とあります。
水は高いところから低いところへ流れるのが条理なのか(地理的問題)。
こちらは県営・北武蔵用水土地改良区で、あちらは国営(政治経済的問題)。
実際、玉淀ダムで取水された用水は、荒川中部土地改良区(国営)として、深谷市小前田まで暗渠(導水幹線)で運ばれ、櫛挽台地の灌漑に利用されています。
ここ比例円筒分水堰周り西側にコンクリートの構造物があります。
この構造物が地下水路トンネルの終点で、用水はここから地下に落下しU字形サイフォンで円筒分水中央から吹き上がるのではないかと想像されます。
尚、北谷津沼については資料では池となっていて、北谷津池上(大字用土字向杉森234)貯水量41,500m3北谷津池下(大字用土字向杉森282)貯水量23,200m3とありました。
この上・下の池は西と東と並んで(西側の上池の方が高地)傾斜水路でつながっていて、北谷津池下(東)からは傾斜水路が、東の土手下を通る道路の下へ急降下して、橋を潜り西藤治川となって流れています。
12月21日に行って見ましたが、思ったりよりも水が出ていました。
車はそばの大きめの道において、歩いてみました。
面白いですね、こういったものは大事だと思います。
珍しい円筒形の分水です。
特に目印のない細い道の先にあり Google Map がなければたどり着けなかったと思います。
特に駐車スペースもなく近くの少し太い道の脇に駐車して急いで見学しました。
2018/5/6にGoogle Mapを頼りに訪問しました。
ゴールデンウイークなら田に水を入れ始めるかしらと期待したのですが稼働していませんでした。
隣接している畜産業を営むおじさんに挨拶をすると6月頃に稼働するとの情報を頂きました。
大学生が良く見学に来るとのことです。
見たところ、この円筒分水は3カ所に水を供給するようです。
併せて流れて行く先の水路も確認したいですね。
この付近では珍しい円筒分水路。
田植えのシーズンが始まる頃、水が動いているようです。
名前 |
寄居町用土の円筒分水工 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
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三月のこの日は水が流れていなかったので水の様子はわからなかったが、網に囲まれて円筒形の分水工がありました。
牛舎の脇で民家もあり、ちょつと見つけにくいところにあります。
水が流れている時がベストですかな?