名前 |
金剛勝寺 |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
0475-89-0287 |
住所 |
|
評価 |
4.3 |
真言宗智山派の寺院で、①銅像阿弥陀如来(どうぞうあみだにょらい)及び両脇侍立像(りょうわきじりゅうぞう)の3躯、②木造愛染明王座像(もくぞうあいぜんみょうおうざぞう)1躯の計4躯を祀っており、朱色の山門奥には同色の御本堂があります。
①は、1つの船形光背に阿弥陀如来像の中尊と観音、勢至菩薩が両脇に立つ三尊形式で、藤原時代末頃から鎌倉時代にかけて全国的に盛んに造立された信濃善光寺の秘仏阿弥陀如来像三尊をモデルにした銅像造り三尊仏です。
なお、当寺院の三尊像は、県内でも大きな法量(中尊49.3cm、両脇侍34.5cm)を持っており、像容も形式化が少なく作期も鎌倉時代と思われます。
②は、木造・彩色・玉眼・寄木造りで、頭は正中で左右の面部材を寄せ、玉眼を嵌入しています。
彩色は肉身部が赤、上はく部が金箔押、炎髪はさび漆、頭部獅子頭は黒で、法量は109.5cm(台座を含むと216cm)あります。
作期は『元禄2年三度目の修復をする』と記されているので、江戸時代以前の作と思われます。
境内に駐車スペースあり、トイレもありますが、先日の台風の影響で手水舎(ちょうずや)の屋根が倒壊していました。