御祭神は市杵島姫命(弁天さま)。
御祭神は市杵島姫命(弁天さま)。
佐々木定綱の子孫・四郎泰定が山中氏を称して,養和元(1181)年に当地に館を築き,一之沢池の近くに佐々木氏の守護神であった近江国竹生弁天を勧請したのが始まり。
その子孫の山中永定に美しい娘が生まれたが,その背中に三枚の鱗があった。
それを思い悩んだ娘は一之沢池に身を投げ,大蛇(蛇女良)と化したと云う。
別説には,娘を不憫に思った永定が弁天として祀ったのが当社の始まりとも云われる。
大正2年に無格社であった当社は財産造成の見込みただざる故をもって村社・芹沢大宮神社に合祀されたが,氏子は毎年祭典を行い続け,昭和39年になって熱望かない当社は旧に復した。
北方道路交差点入口に古い「辯才天参道 五〇〇米」と記された石碑があり,玉造工業高校西方の鎮守の森に当社は鎮座していらっしゃいます。
拝殿は青いトタンですが,裏の御本殿は全体が御影石の美しい造営で驚きました。
東日本大震災で本殿が崩壊し,平成20年に新たに再建したようです。
非常に清らかな雰囲気漂う御神域であり,境内から南側への階段を下って水のない神橋を渡る(この辺りが一之沢池跡なのでしょうか)と,写真のコンクリートと鉄格子の不思議な社が。
その御由緒は不詳にしてただ想像するばかりであります。
名前 |
市杵島神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
4.0 |
今日は寄り道しました。