遺跡の看板表示があり、行ってみました。
美浦村 文化財センター / / / .
日本考古学の原点は蒸気船で行ったのかな?ともかく響きが良い!
陸平貝塚で発見された貴重な発掘物や調査の歴史を展示しています。
今回、時間がなくて入口前に立ち寄っただけでしたが、次の機会にはゆっくり見学したいと思います。
(この後、旧・陸平研究所の前を通って帰るので)一応、入口脇の「陸平研究所」の看板だけ拝見しました。
野鳥撮影にきました。
🐔🐓🦅🕊️🐦🐤小鳥は、ジョウビタキ、メジロです。
🕊️🐤🐦📷🎬🐹ついでに、金属の塊・・・?ヒコーキ雲をパチリ📷👀🚶
初めて日本人のみの手によって発掘調査が行われた、「日本考古学の原点」陸平貝塚(おかだいらかいづか)からの出土品を展示公開しています。
師匠であるモース博士の元で、我が国初の近代的発掘となった大森貝塚の調査にも携わった東京大学の学生、佐々木忠次郎と飯島魁が主体となって、この陸平貝塚の発掘が行われたので「原点」と評価されているのです。
非常に面白いのは日本考古学のあけぼのとなった、この3人の登場人物はいずれも考古学者ではなかった事ですね(笑)。
モース博士は腕足生物の研究を主とする動物学者であり、佐々木忠次郎は昆虫学者となって養蚕学で実績をあげ、飯島魁は魚類・鳥類・寄生虫学者への道に進み世に名を残しました。
ワタシは動物学者達によって日本考古学のスタートをきることが出来たのは、非常に幸いだったと思っています。
人類学や文献史学の人間が既存の学説や主観をもとに、出土品を評価する事ほどマヌケで危険な事はないからです。
動物学者なら先入観なしで生物の生態を観察する様に、調査対象である土器などの色ツヤ形状を丹念に調べ、丁寧なスケッチを残して、後に第三者の客観的評価にも耐えられるようにしておく事が当然ですからね。
その手法は今も引き継がれています。
センターには土器の細かい模様まで描かれた詳細な彼らのスケッチが展示されています。
なかなか絵も上手です(笑)。
なんでこんな事を書いたかと言うと、稚拙な発掘と評価で埼玉県の大規模な集合墓である「吉見百穴」を台無しにした、人類学出身の坪井正五郎という黒歴史があるからです。
明治草創期の人間で一応は日本人類学と考古学の父と呼ばれている人間ではあるんですけどね。
しかし発掘の手法はモース達とは対照的でした。
吉見百穴の墓坑のろくな図面も作らなければ、出土品のスケッチもせず、作業は現地の農民任せで自分はたまに見に来る程度。
発掘といっても墓坑を塞いている石版を取り除いては、墓内の貴重そうな物をかき集めさせるという言わば「墓荒らし」。
その後発掘した遺物は東京大学に納められましたが、管理が悪く現在は行方不明に。
せめてスケッチだけでも残っていれば・・・。
挙げ句に取り外した石版は庭の踏石にちょうどいいとして、農民達の家に持ち帰らせてしまったのです。
さらにこの男は何故か、アイヌ民話に出てくる小人であるコロポックルは、旧石器人であり日本の先住民に違いないという意味不明な人類学上の妄想に取り憑かれており、その根拠を探しているところでした。
さあそこに登場したのが「吉見百穴」ちょうど遺体を安置するためのベットもあり、狭い墓坑は小人の住居のように見えないこともありません。
そこで世紀の珍説「吉見百穴コロポックル住居説」を坪井は発表するに至るのです。
「だからぁ、そもそもアンタの言うコロポックルとやらは、地球上のどこに存在していたのさ!」というツッコミは置いておきましょう(笑)。
だいたい住居ならば日常出入りする扉を、重たい石版で作るはずもなく、ちょっとでも対象物を客観的に観察する能力が在れば、こんな結論になる筈がありません。
要するに最初っからコイツは、自説の補強に丁度いいとして吉見百穴を利用しただけで、一番重要な調査対象のことなど見てもいなければ理解もしてなかったんですね。
科学者として最もやってはいけない本末転倒のヤクザな行動です。
話が脇道に逸れすぎました(笑)。
陸平貝塚は基本的に現状の保存が優先され、レジャーランド化されている訳ではないので物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
しかし縄文時代そのままの自然豊かな広大な森が残され、美味しい貝を食べまくっていた縄文人の気分を彷彿とさせてくれます(笑)。
遺跡の看板表示があり、行ってみました。
県道から少し入ると大きな駐車場🅿️があります。
駐車場🅿️から歩くと距離があるので、普通車なら遺跡の近くまで車で行った方が良いです。
遺跡の場所には、トイレ🚻水道、休憩小屋などもあります。
また、その奥には、手入れのとどいた神社もありますのでちょっと参拝するのも良いのでは。
お店や自販機はございませんので、何か持参しての散策がおすすめですね(*^-^)遺跡付近は、砂利道になります。
天気の良い日にどうぞ(*^-^)
いつも親切な対応をしてくれます。
茨城でも有数の縄文遺跡を有する文化財センターです、地域の方々がこの遺跡を大切に保護されているのが分かるほどの愛着を感じます。
展示物もワンフロアに造形の美しい土器がたくさん!どきどきします。
今時期、イノシシも現れますが古代から山の恵みとして縄文時代の御先祖様たちの胃袋を満たしてくれた証でしょう。
コンパクトに説明されてます。
発掘品の展示は少々さみしい。
貝塚のある公園は国の文化財だとか。
広いです。
自然に溢れてます。
お散歩に良いです。
ただし、どれが貝塚なのかは見た目にはわかりません。
良い場所です。
福島県のまほろんと比べて、施設内の展示はおかだいら貝塚に特化している感じ。
郷土愛を感じました。
施設がやや小さいかな?とおもいましたが、なかなか居心地の良い作りです。
施設の方も良い感じ。
特筆すべきは、外の広大なエリアで、1日でまわりきれませんでした。
まほろんの3倍は敷地が広く、のんびりできます。
あの縄文時代の村の跡地に、その古代の村人たちの竪穴式住居を再現したら実に楽しそう。
縄文時代のおかだいら貝塚に併設。
日本でも貴重な縄文式土器などや貝塚が出土したりしたことなどが説明、展示されている。
霞ヶ浦湖畔に来たら、是非とも!
縄文時代のおかだいら貝塚に併設。
日本でも貴重な縄文式土器などや貝塚が出土したりしたことなどが説明、展示されている。
霞ヶ浦湖畔に来たら、是非とも!
静か 虫のこえ 鳥のこえ
陸平貝塚に行く手前の施設です。
無料です。
貝塚に行っても貝塚を見ることが出来ないので、こちらの文化財センターを見た方がいいと思います。
縄文土器や、貝塚分布図、動物の牙、骨の垂飾り、縄文人骨などスペースは小さいながらいろいろ展示してありました。
名前 |
美浦村 文化財センター |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
029-886-0291 |
住所 |
|
営業時間 |
[火水木金土日] 9:00~17:00 [月] 定休日 |
関連サイト | |
評価 |
4.0 |
双口土器を東大から返してもらうわけにはいかないんですかねえ…