静かで空気の綺麗なところにあるし、海沿いの林も素敵...
御祭神は稚産霊命・宇気母知命・事代主命。
第7代孝霊天皇5(BC285)年、蚕養浜東沖に蚕形が発見されたので、里人、上子山に祠を建て「蚕養大明神」「蚕養嶺地主神」と尊称した。
第12代景行天皇40(111)年、日本武尊命東征の折に、豊浦の港から上陸し当社に詣でたところ、戦わずして蝦夷を平らげられたことから、当社を今の社地に遷し、神領80束部を寄進した。
元禄5(1692)年、光圀は当社を当国式外三十五社に列した。
その頃は当社は於岐津説大明神と尊称し宇気母知命を御祭神としていたが、明治34年に蚕養神社と改称。
大正8年祭神二柱を合祀、大正9年村社列格・供進指定。
当社は、神栖町の蚕霊神社・つくば市の蚕影神社と共に「常陸国の三蚕神社」と呼ばれ、遠方より蚕養農家の参拝が絶えなかったそうです。
国道6号線を北上し、十王川を渡った登り坂の東側、館山神社の反対側に、社号標と鳥居、そして館山神社兼務の社務所があり、そこから石段を上っていくと、「小貝ヶ浜緑地」の案内板と右手には海が見下ろせ、ここから楽しそうなハイキングコースとなりますが、参拝者は左へ。
「伝説 金色姫物語」の案内板を読んで、さらに石段を上った先が境内です。
緑の鎮守の杜に囲まれた境内からは、西側。
川尻の街並みを展望できます。
鉄骨で補強された厳めしくも重々しき社殿を見上げ、長く複雑な当社の歴史の重みに瞑目しつつ、参拝させていただいたのでした。
常陸国三蚕神社の1つ。
少し寂しい感じですが、近くに茨城百景に選ばれた風光明媚な場所があります。
因みに蚕養と小貝(浜)、読み方が同じなのには何か理由があるのでしょうか?(^o^;)
小貝ヶ浜緑地を通って小貝ヶ浜まで遊歩道が整備されています。
整備されていてもアップダウンのある遊歩道です。
日本に養蚕技術を持ち込んだといわれる「金色姫伝説」がある神社のひとつ。
(他に神栖市とつくば市にある)3つの神社の中で最も風光明媚な場所でかつ現在でも海岸にあるので、最もイメージしやすいが、縄文時代から奈良時代にかけてはより海が入り組んでいたので、他の2箇所も当然海岸の時代があったので、なんとも言い難いし、それぞれの良さがあるのは事実なので是非それぞれ足を運んでもらいたい。
ただここは一通り歩こうとすると小一時間は要するので、その覚悟は必要です。
海の美しい景色を望む丘の頂上にある小さな聖域。
(原文)Pequeno santuário no topo do monte de onde se tem uma bela vista do mar.
Pequeno santuário no topo do monte de onde se tem uma bela vista do mar.
少しアクセスしにくいですけど、静かで空気の綺麗なところにあるし、海沿いの林も素敵です。
御朱印は、日立市宮田町 神峰神社で頂きました。
昔々ここ、川尻海岸に丸木船が流れ着き、中から美しいお姫様が出てきたとさ、その姫を家に連れ帰り大事に大事に育てていたとさ、三年後その姫は繭玉に変わったとさ。
それから日本中に養蚕が盛んになったと言われ、それを祀った神社がここ養蚕神社、養蚕が盛んな時には全国から養蚕農家の方がお参りにいらしたらしいです。
名前 |
蚕養神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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いつも通っただけで行ったことはないのですが、御朱印は日立神峰神社で、頂けました。