名前 |
長久寺 |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
029-867-1520 |
住所 |
|
評価 |
3.7 |
小田城址から北西の位置に伽藍が建立されています。
創建は室町時代の長禄3年(1459)に那珂郡小場村に開創され、 小場氏が小田に所替えになった慶長5年(1600)に、共に移ってきたと伝えられています。
小場氏は室町期の常陸守護佐竹義篤の庶長子義躬が、那珂郡に小場城を築いき、小場氏を称したことに始まり、 義宗の時、豊臣秀吉の小田原出陣に参陣し、慶長五年(1600)の佐竹藩内の領地再編で、小場氏は小田城に移城しました。
本堂は桁行八間・梁間六間で、桁行が偶数間であるため、入口を中心からずらして設けられています。
享保17年(1732)の棟札には延寿院薬師堂や八坂神社を 手掛けた稲川平左衛門の名があります。
境内にある石燈籠は鎌倉中期のもので関東地方最古の遺品です。
長久寺の北東約1kmに極楽寺跡という中世律宗の廃寺跡があります。
奈良西大寺の僧忍性は建長4年(1252)からこの寺に来住し、境内の石燈籠はその頃 西大寺系の石工によって作製されたものと考えられています。
円形の基礎は側面を六区に分かち、上に間弁のある十二葉の単弁蓮華文反花座(たんべんれんげもんかえりばなざ)彫出しています。
竿は古くに失われ江戸時代後補のものが使われてきたが昭和50年に推定復元されたものです。