名前 |
體見神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.4 |
御祭神は天津彦根命・天久斯麻比土都命・建許呂命。
天照大神の鬘の珠から化生した神が天津彦根命で,その子・天久斯麻比士都命は製鉄・鍛冶の神。
天津彦根命の14世の子孫で初代常陸国造となったのが建許呂命で、そのまた子孫である菅田の首がこの地を治めて自身の祖先の三神を奉祀し、河内郡菅田郷の大宮として祀ったのが始まりだそうです。
創建年代は不詳ながらも,延喜元(901)年に編纂された「日本三代実録」には「仁和3(887)年5月16日,正六位上菅田神従五位下を授ける」と記されていることから,式外社「菅田神」ということになりますね。
その後,「菅田(すがた)」は「姿見(すがたみ)」に転じ,さらに「體見(すがたみ)」と変化しました。
「体見」と表記されることもありますが,體とは体の旧字に他なりません。
実はこれ最初知らなくて骸骨の骸かな~と思っちゃったんです。
恥をしのんで白状しますと。
さて,この様な歴史と格式高き社ではありますが,社地はそう広いわけではなく,(御本殿はともかく)拝殿も質素な部類です。
しかし,ひとたび境内に足を踏み入れるならば,古き悠久の歴史の長さをひしひしと肌で感ることが出来ましょう。
社殿左手の丘の前に案内版がありますが,境内は滝の台古墳群に位置します。
もしかしたら,菅田氏一族の墳丘なのかも知れませんね。