本殿の見事な彫刻敷地の隅にある不思議な3つの石本殿...
刀切と書いて「なたきり」と読む。
道向かいにある船越鉈切神社とは、かつては一つの神社として信仰されていた。
本殿の裏に2つに割れたような大きな岩があり、神様が浜から上陸した際に手斧で切り開いて道を通したと言う話や、紫ノ池に住む大蛇が悪さをするので、池の水を抜く為に神様が鉈で岩を切ったなどと言う伝承が残されている。
毎年7月に雨乞いの芸能でもある「かっこ舞」が演じられる。
石灯籠は、長須賀村(現館山市)の石工:鈴木伊三郎の1836年に彫った物。
狛犬は、楠見村(現館山市)の石工:田原長左衛門が、江戸京橋の石工:兼吉と共に彫った物。
台座に、白虎・朱雀・青龍・玄武の四神も彫られている。
拝殿の彫刻は、1883年に北条村(現館山市)の後藤忠明による物で、天岩戸開きや八岐大蛇退治の図が彫られている。
【現地案内板より抜粋】こちらも、向かいの船越鉈切神社同様に、現地案内板は詳細に説明があります。
なんかよくある村の神社かなと思いましたが、神々しい場所ですね。
説明板等なにもないですが、拝殿の後ろの岩は、磐座のようで、只者ではない雰囲気です。
形といい、大きさといい、凄いと思います。
とても見どころが多い神社です。
永夜灯には獅子が彫られています。
作者は鈴木伊三郎。
狛犬も丁寧な作りで、台座には四神が彫られています。
作者は兼吉と言います。
「狛犬 兼吉」でググるとそこそこヒットするため、各地で活躍する名のある石工かもしれません。
そして社殿には緻密な彫刻が張り巡らされています。
作者は後藤忠明。
鶴谷八幡宮や西叶神社の彫刻を彫った後藤義光の直弟子にして、「後藤四天王」と呼ばれる特に秀でた腕前を持つ4人の一人です。
彼の傑作はここの他に久留里の愛宕神社で見ることができます。
左右に配された日本神話のワンシーンを中心に、木鼻の獅子は珍しい親子構成。
虹梁をくぐれば手挟みの麒麟、手肘木は波に鯉の籠彫が見られます。
見上げたところには二十四孝が題材の人物が配されています。
案内板からは子引き龍が中備に飾られていたことが分かりますが、今は引退しているようです。
御神体の真っ二つに割れた巨岩は本殿の向かって左後ろにあります。
本殿の見事な彫刻敷地の隅にある不思議な3つの石本殿裏の巨石これらが見ものです。
海南刀切神社かいなんなたぎりじんじゃ千葉県館山市見物788祭神刀切大神(なたぎりのおおかみ)この神は現地民が怪蛇に悩んでいると聞き相模国から船で到着し上陸に邪魔となる巨石を一刀両断し上陸し蛇を退治したというこの岩は高さ20mあり頂上から1mの幅で見事に切断この割れ目より海が見え実質上この岩石がご神体であろう社名もこれに因む(君塚 文雄氏 参照)2020/9/11 参詣。
拝殿には左右の木彫りが素晴らしい。
拝殿の中は明るく簡素で、部屋の上の方に横長の絵が掛けられています。
本殿を仕切る扉には左右に風神雷神の絵が描いてあります。
野生の狸がいて可愛かったです。
館山の神社は場所的なものによるのか、岩や岩山が印象的なものがあります。
ここは、巨大な岩の神社でした。
船でやって来た人達が祀ったとのことなので、南から船に乗ってやってきたいわれなのでしょう。
彫刻も見事です。
とても不思議な空間でした。
神秘的です。
元はひとつの神社として祀られていたのが二つに別れたらしい。
陽のあたる岩の神社と、森深い神社の対比が面白い。
本殿の彫刻は圧巻。
他にも石灯籠にも彫刻は施されていたり、こじんまりとしてはいるけど、見どころは色々と。
ただ、この彫刻で全て吹き飛んでしまうほど。
必見です。
駐車場はないのかな?解りませんし、あっても解りづらいです。
神様が巨岩を切ったという伝承のある場所で、拝殿裏の巨岩が圧巻。
拝殿の彫刻が素晴らしい。
力石がありました。
勝手に持ち上げてはいけません(笑)
礼拝するための拝殿の周囲には、たくさんの彫刻がほどこされている。
竜や獅子のほかに、天岩戸開きの図やヤマタノオロチ退治の図、孝子の図などもある。
作者は北条村の後藤忠明一派で、明治16年頃のもの。
名前 |
海南刀切神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0470-29-0907 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.8 |
ブラタモリで紹介された所です。
古代の信仰の名残りが神秘的です。