狭山丘陵の中でも比較的古い歴史遺産と思われます。
近隣でよく見かける庚申塔は、江戸時代の建立が多いのですが、この薬師堂は安土桃山時代、そして裏手の宝筐塔は室町時代(南北朝時代)の歴史遺産です。
地域の歴史を知るに大変重要な史跡ではありますが、旧青梅街道の沿いに建ち、歩道もない場所なので車が危険です。
薬師堂、宝筐塔は敷地内の建つので問題ないが、青面金剛と思われる庚申塔は道に面して建つため、常に背後の車に注意を払いながら拝さなくてはならなりません。
なお青面金剛・庚申塚の台座には「萩尾」「赤堀」や「武州多摩郡上中藤村」「施主 萩尾 赤堀 講中」「世話人」「助本衛門か助右(左)衛門」の文字が読み取れます。
側面などを見たかったのですが、車通りが多買ったため断念。
名前 |
萩の尾薬師堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
3.0 |
建立年代は不詳ですが、天正18年(1590)に八王子城が落城した際、北条氏の家臣石川土佐守の娘の持仏である薬師如来を祀ったといわれています。
また、境内には南北朝時代の宝篋印塔の一部が残されており、基礎部分には「延文元年(1356)了意禅尼」と刻まれています。
武蔵村山歴史散策コース 東コースの一つです。