名前 |
きよしや |
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ジャンル |
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電話番号 |
0770-47-1725 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.5 |
「きよしや」さんは、日本海に面した小さな漁村、常神半島の遊子の集落に位置する、料理旅館よりもアットホームで、民宿と言うには何もかも整った素晴らしいお宿です。
お宿の庭に車を止めて、入口で靴をぬぎ、宿の中へ。
鍵を受け取ると、お部屋は2階。
食事は1階。
部屋数は5〜6部屋。
それだけしかないお宿だからこそ隅々まで行き届くということでしょう。
お部屋にはいると作りは簡素でも清潔感のある室内。
和室に座卓が置いてあり、お茶のセットが用意してあります。
アメニティは歯ブラシ、タオル、バスタオル、髭剃り、クシ。
浴衣も置いてあり、このあたりは旅館同様。
テレビとWi-Fiもあります。
お風呂は温泉で、お湯は運んでくるのだそうです。
十分な広さで大人が4人くらい同時に入れる浴場です。
トイレも清潔、安心して使えます。
さて、ここのお宿のメインは夕食。
今回のお料理は…とにかく、すごかった。
まずは先付け、ブリ大根と千枚漬け。
小鉢で。
続いて、お造り、舟盛りにしてあって、ヒラメ、ヒラマサ、アオリイカ、アカエビ。
ヒラメは姿造りで。
これが、もう、実に美味しい…お造りを食べ始めると会話が止まります。
同時に鉄刺も!魚とフグが同時に出てくるという、すごい世界です。
続いてカニ。
カニはボイル蟹が1人一匹ずつ、さらに、焼ガニ、甲羅焼き。
もう、このあたりで普通なら終わっていくのですが…終わらないのです。
途中で柚子胡椒の効いた蕪蒸しがでて、さらにフグは、鉄刺だけでなく、白子焼き、唐揚げときて、締めはテッチリ。
テッチリをとにかく食べたら最後は最高の雑炊、締めにデザートまで…これが一人前って、どんな世界線のお料理でしょうか。
部屋に戻ると布団が敷いてあり、フカフカの布団にくるまって、暖かい部屋でぐっすりと夜は眠りについたのでした。
翌朝、目が覚めると、もう朝ごはん。
昨夜あれだけ食べたのに、もう、お腹が空くとは不思議なことです。
朝食は、ごはん、味噌汁(魚の身の入ったもの)、温泉たまご、海苔、カレイの一夜干し、サラダ、漬物、昆布、じゃこの大根おろし、きんぴらごぼう。
ご飯はお櫃でくださるので、もちろんお茶碗で2膳は食べてしまいました。
食後にはコーヒーのサービスまで。
ゆっくり、朝の時間を過ごして、ギリギリまでお宿で寛ぎ、女将さんのお見送りを受け、若狭の海に面してたつ、この奇跡のようなお宿がいつまでも続いて下さることを祈りつつ、お宿をあとにしました。