室町時代創建の静かな佇まいのお寺。
室町時代の1548年に創建された広済寺。
河越城の城主・大道寺駿河守政繁が菩提寺として建立しました。
現在の建物は享保年間(1716年〜1735年)の火事で焼失したあとに黙元和尚により再興されました。
境内には航海の無事と安全祈願の神さまが祀られる金比羅堂があります(本社は香川県の金刀比羅宮)。
2つのお地蔵様咳地蔵尊(おしわぶきじぞう)お堂の正面から右側にある荒縄でキツく巻かれているお地蔵様です。
一瞬ギョッとしますが、これには逸話があります。
川越藩の浪人が家に帰ると家の前に石仏がありました。
そしてその浪人は、その石仏をお寺に奉納します。
そしてその石仏に長年に渡り風邪に悩まされた綿屋の娘が、願掛けとして荒縄をお地蔵様の顔に巻き108日間日参しました。
すると嘘のように良くなりました。
これが評判となり、同じように風邪や百日咳等で苦しむ人達が荒縄でお地蔵様を巻くようになり同様に良くなりました。
無腮地蔵尊(あごなしじぞう)お堂の正面から左側にある下顎がないお地蔵様です。
これは歯が無ければ歯痛(虫歯のこと)になりようがないということで虫歯の人達がお参りするとご利益があるとされています。
アクセスJR川越線、埼京線、川越駅東武東上線、川越駅西武新宿線、本川越駅より東武バスで喜多町停留所下車徒歩3分です。
小江戸菓子屋横丁界隈の賑わいがパタリと落ち着きを見せる「札の辻」交差点を、北に少し進むと左手に姿を見せるお寺。
とりわけ有名な観光地ではないですが、少し変わったお地蔵様や天狗の伝説を言い伝える文化財、見事な木彫りの山門など、文化財が多く残るスポットです。
名前 |
広済寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
049-222-0105 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
法事で訪れました。
ここの境内では、御朱印は取り扱いがありません。
と、張り紙がありました。