言い伝えの看板でも、あれば良いと思います。
榎社の前、踏み切りのすぐ傍らに、楕円形の自然石が立っている。
これを「鶴の墓」または「碑」といって、木で作った鶴が、空を飛んだ話が伝わっている。
昔、飛騨の匠が、木で大きな鶴を作った。
すばらしい出来栄えで、匠はそれに乗って空を飛んでみたいと思った。
匠がつるの背にまたがると、その鶴は、ゆっくりと羽ばたいて、青空高く見事に舞い上がった。
鶴は匠を乗せて飛び続け、唐土(中国)まで行った。
やがて、日本へ帰る途中、唐土の人は怪しんで、匠と鶴に向かって遠矢を放った。
鶴の片方の羽は矢が当って折れてしまった。
匠は片羽になった鶴をあやつって、ようやく大宰府のあたりまで飛んで来たが、とうとう力尽きた鶴は榎社の近くに落ちた。
匠は、鶴をいとおしんで、そこに手厚く埋葬し、故郷の飛騨に帰ったという。
この鶴の片羽が折れて落ちた海辺の津を「片羽の津」といい、やがて転訛して「羽片の津」となり「博多の津」となったといわれている。
他に、飛騨の匠ではなく、博多の大工の名人が木で鶴を作り、不時着した場所は、通古賀の「鶴の屋敷」、現在の小字鶴畑あたりだ、という話も土地に伝えられている。
榎社鳥居の前の踏切横にあり見過ごすかもしれません。
榎社の前、踏み切りのすぐ傍らに、楕円形の自然石が立っている。
これを「鶴の墓」または「碑」といって、木で作った鶴が、空を飛んだ話が伝わっている。
昔、飛騨の匠が、木で大きな鶴を作った。
すばらしい出来栄えで、匠はそれに乗って空を飛んでみたいと思った。
匠がつるの背にまたがると、その鶴は、ゆっくりと羽ばたいて、青空高く見事に舞い上がった。
鶴は匠を乗せて飛び続け、唐土(中国)まで行った。
やがて、日本へ帰る途中、唐土の人は怪しんで、匠と鶴に向かって遠矢を放った。
鶴の片方の羽は矢が当って折れてしまった。
匠は片羽になった鶴をあやつって、ようやく大宰府のあたりまで飛んで来たが、とうとう力尽きた鶴は榎社の近くに落ちた。
匠は、鶴をいとおしんで、そこに手厚く埋葬し、故郷の飛騨に帰ったという。
この鶴の片羽が折れて落ちた海辺の津を「片羽の津」といい、やがて転訛して「羽片の津」となり「博多の津」となったといわれている。
他に、飛騨の匠ではなく、博多の大工の名人が木で鶴を作り、不時着した場所は、通古賀の「鶴の屋敷」、現在の小字鶴畑あたりだ、という話も土地に伝えられている。
名前 |
鶴の墓 |
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ジャンル |
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住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
評価 |
3.4 |
言い伝えの看板でも、あれば良いと思います。