名前 |
穂長神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
もともとは飯縄(飯綱)権現を祀る古い神社でしたが、明治初期に穂長神社と社号を改めました。
創建や起源はわかりませんが、室町時代以前に創建されたと見られます。
主祭神は、五穀豊穣と食物をつかさどる保食神(うけもちのかみ)ですが、明治41年の合祀令によって山の神、伊勢社を合祀したそうです。
社殿の造りと配置は、北石村独特のもので、舞殿(神楽殿)を兼ねた広い拝殿の奥に本殿が控えています。
これは、近隣の粟野神社の構造とも共通です。
本殿は伊勢社風の神明宮風を織り込んだ造りになっています。
拝殿が舞殿を兼ねる造りは、この一帯に独特のもののようですが、いつの建築様式かはわかりません。
飯縄権現社ということで、奈良時代の密教修験と深い結びつきがあると見られます。
背後の山腹には、奈良時代の山の神の登り窯跡があることを勘考すると、相当に古い時代の創建かもしれません。