桜と地蔵様が丁度良いです小さなお堂ですが桜の名所で...
霊慶山妙観寺。
応仁2年(1468年)創建。
真言宗智山派の寺院です。
高尾駅から徒歩で約15分。
広い駐車場もありました。
妙観寺は昔から気になっていたお寺で丁度良い機会でしたので桜が満開日に行ってみました本堂は硬く閉ざされていて入れませんが、桜と地蔵様が丁度良いです小さなお堂ですが桜の名所🌸です。
私が過ごした少年時代には、このお寺が無住で荒れて居ました。
近くの川に石を投げ込んで、怒鳴られて居ました。
このお寺は、多分近くの方(稲村さん?)と言われる方かも?この方が、過去帳を管理されて居たのでしょうか。
現在は、森林公園の臨時駐車場となって居ます。
立派な本堂になって居ます。
戦国時代のこと、武蔵国八王子村の金持の百姓の家に一人の少年が訪ねて来て 「馬を一日貸してくれませんか」と、いった。
この家の主はびっくりした。
出しぬけに、しかも見知らぬ少年が、馬を貸してくれ、というにいたっては、まずたいていの人が驚くのもむりがない。
まして馬は大切な家畜である。
強欲でその名を知られていた金持の百姓は、心の中では「あんな青二才の少年に、大事な馬など貸せるものか」と思っていたが、相手がまだりんごのようにあかいほっぺたをしている少年なので、つい心を許し、からかってみた。
『馬をな……?………それで馬をなんに使うつもりかな」 「田植えをするのです」 「田植えを・・・」 金持の百姓はいよいよ驚いた。
そして、顔がまるで口ばかりかと思われるように大きく口をあけて 「あっははは!・あっははは!」と、大声をたてて笑った。
だが、少年はしんけんな表情で相変らず百姓の前に立っていた。
「小僧一体全体どこの田植えをするのかな?」 「妙観寺の田圃です」 この言葉を聞くと、百姓はどきっと胸に突き当たるものがあった。
当時の日本は、室町幕府の中心にいた足利将軍の勢力が衰えて、各地の豪族が起ち上がり、相互に勢力争いをしていて、戦争の絶え間がなかった。
そして、寺についていた百姓もいつしかいなくなり、寺の田も荒れ果てていた。
だが、すっかり人心の荒んだ時代のこと「お寺のことまでかまっていられない」というのが、当時の百姓たちの本音だったろう。
仏のご利益もあまり期待が持てなかったのだ。
「妙観寺の田圃を……」と、金持ちの百姓は不思議そうに首をかしげた。
妙観寺には、こんな少年がいるはずがなかったからである。
だが、つぎの瞬間「新しく寺に来た小僧だな」と、百姓は直感した。
話がここまで進んでしまった以上、百姓は馬を貸すのか貸さないのか、はっきりした返事をして、決着をつける必要が生じてしまった。
もうゴマカシはきかなくなってしまった。
それに、さすがの強欲な百姓でも、如来さまを供養する米を作るためだと聞いては、「いや」とはいえず、しぶしぶ馬を貸すことにした。
その日の夕方、例の少年がドロまみれになって、百姓の家に馬を返しにやってきた。
馬を小屋に入れたと思うと少年の姿は消えてしまった。
百姓が妙観寺の田圃を見に行くと、広々とした荒れ田が、一日であおあおした水田にかわっているではないか。
百姓は最初、わが目を疑った。
一日で、あの荒れ果てた田圃がこんな美田にか・わるはずがないと・・・。
しかし、目の前の事実はどうしても疑いようがなかった。
金持の百姓は胆をつぶさんばかりに驚いた。
百姓はその足で荒れ果てた妙輯寺に高齢の住職を訪ねて、少年に馬を貸したいきさつを話した。
肯きながら百姓の話を聞いていた住職は、 「それは、この寺の本尊、阿弥陀如来の化身かも知れない」といった。
金持の百姓は、この言葉を聞いて、いよいよ感動してしまった。
荒れ果てた寺の田植えを本尊自らが行ったとは・・・・。
この話は、たちまちのうちに世の中に広がって行った。
下剋上の時代だけに、このような話が、もてはやされたのかも知れない。
そして、この寺の如来さまは馬の鼻取りをしたというので「鼻取り如来」と呼ばれるようになった。
強欲な金持の百姓は、この事件があってから、すっかり心を入れ替え、敬虔な仏の信者になり、心の温かい人間になったという。
もちろん、妙観寺の田植えは、もう阿弥陀如来の化身のご出動を願うこともなく、この百姓たちの手で毎年とどこおりなく行われたことだろう。
この如来は、八王子市横山町の極楽寺の本尊になっている。
如来像は、丈が三尺余り(約一メートル)で、鎌倉時代の快慶作と伝えられている。
左足をわずかに踏み出したポーズのこの立像は、微笑をたたえ、如来像を拝する人に恵みを与えているような感じを抱かせる。
微笑しているので、歯がわずかに見えている。
このため「歯吹き如来」の名もある。
「佐久間和夫の氏楽天ブログよりの引用です」
傘地蔵が可愛いです。
名前 |
妙観寺 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.1 |
静かなとこら。