着物を着た地蔵尊。
堂内に石造の地蔵菩薩立像が安置されている。
鏡天井の龍は吉川緑峰によるものだが現在では殆ど見えなくなっている。
修復したいのだが技術的に難しいらしい。
菩薩が羽織っている着物は毎年8月24日のお堂開きで新調するとか。
(追記)8/24のお堂開きはどうやら地蔵盆というもので、畿内でよく行われる行事のようだ。
子供の無事を願って行われる祭りで、吉岡助右衛門の娘が病に掛かったためにお堂の再建に力を尽くしたという経緯から関東では珍しい風習が残っているのかもしれない。
地蔵堂、馬頭観音、青面金剛、石橋供養塔と、民俗信仰が凝縮されたようなポイント。
この場所は、目の前を流れる空堀川を暗渠化し、旧青梅街道と抜け道的に利用されている旧来の辻の交差を拡幅し、さらにバス停のバス停車スペースを確保したうえで、周囲を公園的に整備した場所である。
まず目を引くのは、地蔵堂の絢爛な装飾である。
張り出した屋根と、いくつもの彫刻が素晴らしい。
説明によれば、地域の名士が再建したものとのことだが、この地がかつて栄えていたことを示す史跡とも言えよう。
名前 |
吉野岳地蔵堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
素敵なお地蔵様です✨