こちらのはちゃんと西向き。
住吉銀座の入り口にあります。
10世紀頃の道教信仰に由来する史跡です。
人の体の中に住み着いている三尸(さんし)という虫が60日に1回体を出て天帝に主の行いをチクリに行くので、自分の悪行を密告されないよう徹夜する風習があり、これを三年間続けた記念が庚申塔です。
なんというか、悪行を控えようというのではなく、密告されないように見張ってようという発想が凄いですね。
しかも密告されないよう頑張った記念に塔を建てるなんて。
この庚申塔、沖縄を除く日本全国各地に残っているそうです。
見ざる、言わざる、聞かざるの三猿も、この信仰に関係してるようです。
庚申塔は撤去されたり移動されたりしているものが多いのですが、こちらのはちゃんと西向き。
周辺住民に大事にされている様です。
名前 |
西向庚申塔 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
にしむきこうしんさま昔話若い娘さんがイボに悩んでおりました。
西向庚申さまにお参りし、線香の灰をイボに塗れば治ると言われ、試したら治りました。
木こり達が、西向庚申さまの脇に生えた木が邪魔と斬り倒したら重い病にかかり、死にかけました。
木こりの妻達がお詫びにお参りし、病気が治りました。
罰も当たればご利益もあるというお話、オチはない。